青森県八戸市に鎮座しています
蕪嶋神社です。
昨年十二月に参拝しました。
冬の寒さに加え、
強い風が体温を奪います。
蕪嶋神社、社殿です。
御祭神
市杵島姫命
相殿
天照皇御神、高霊神、大物主命
由緒
鎌倉の武将・工藤祐経(不詳~1193没)の子、
“犬房丸”は源頼朝公に仕えていました。
ある時、
罪を犯し流罪となりこの地に移住。
犬房丸は蕪嶋を見て、
時折故郷・江の島を思い出すようになりました。
そして江の島を模して弁財天を祀ります。
永仁四年(1296)、
海中から弁財天の御像御鏡が、
浮かび上がってきました。
これを蕪嶋大明神・本地辨財天として、
祀ったと伝えられます。
室永三年(1706)、
八戸南部三代藩主・通信公に
代継が出来なかったので、
蕪嶋大明神に祈願しました。
そして同十月、
御堂を改築して、
新たな弁財天を勧請します。
宝永六年(1709)、
通信公に代継が出来た事により、
子宝・開運の社として認められました。
平成二十七年(2015)、
火災により社殿が焼失。
令和二年(2020)、
社殿が再建されます。
師走の境内にて。