秋田県鹿角市にあります
旧関善酒店です。
三月に撮影しました。
旧関善酒店の歴史。
関善酒店は安政三年(1905)に、
鹿角最大の造り酒屋として
操業を開始しました。
明治三十八年(1905)、
大火により焼失しますが、
明治期の伝統商家の建築に
建て替えられます。
昭和五十八年(1983)、
造り酒屋を廃業、
小売りのみになりました。
平成十六年(2004)、
県道の拡幅工事により
解体の危機になりますが、
3.8メートルの曳家移動して回避。
その後、
NPO関善賑わい屋敷が取得。
平成十八年(2006)、
国の登録有形文化財に
登録されました。
タイプライター。
昔の電気按摩機らしい。
扉を開け閉めしなくてもいい障子。
上部をスライドさせると、
風通しが良くなります。
電話機。
レコードプレイヤーなど。
旧関善酒店を始め商店街には、
『こもせ(津軽ではこみせ)』がありました。
(通路の上に雨どいを付けた建築)
屋根の傾斜が道路に向かっているのは南部藩仕様、
横に向いているのは津軽藩仕様だそうです。