青森県弘前市にあります

大森勝山遺跡です。

 

大森勝山遺跡 1

 

大森勝山遺跡から、

約3000年前とされる縄文時代晩期の

環状列石が発見されました。

 

大森勝山遺跡 2

 

縄文時代晩期の環状列石は少なく、

発掘により判明したのは

国内で唯一の事例とされています。

 

大森勝山遺跡 3

 

遺跡は防風林や自然林に囲まれていて、

縄文時代を彷彿させる景観を望む事が出来ました。

 

大森勝山遺跡 4

 

遺跡からは岩木山。

 

大森勝山遺跡 16

 

発掘の歴史。

 

大森勝山遺跡 m

 

昭和三十四~三十六年(1959~1961)、

岩木山麓の大規模開発に伴い

発掘調査が行われました。

調査の結果、

竪穴建物跡や環状列石、

集石遺構等の遺構が発見。

旧石器や

縄文時代前期から晩期の遺物が出土します。

竪穴式建物跡は

縄文時代晩期初め頃(約3000年前)の可能性が

高い事が解りましたが、

確定は出来ませんでした。

 

大森勝山遺跡 5

 

昭和六十年(1985)、

昭和期の発掘担当者・故村越潔氏により、

弘前市に対して

大森勝山遺跡の保存活用に関する

取り組みが提言されます。

市は提言を受け入れて、

翌年より

維持管理事業を開始しました。

 

大森勝山遺跡 6

 

平成十七年(2005)、

弘前市は文化庁より、

国史跡指定に向けた

取り組みへの打診を受けます。

平成十八~二十年(2006~2008)、

三ヵ年計画で

遺跡の調査が行われました。

今期の調査により、

環状列石の時期が縄文時代晩期初め頃

(約3000年前)である事が確定します。

 

大森勝山遺跡 7

 

さらに台部上部の環状列石周囲において、

広く整地が行われていた事。

環状列石内部及び南西部への

盛り土が行われるなど、

大規模な土木工事が

行われていた事が判明しました。

 

大森勝山遺跡 8

 

平成二十四年(2012)、

昭和期と平成期の二つの調査結果により、

国史跡に指定されます。

*環状列石や竪穴式建物等の遺構は、

保護の為に埋め直されました。

 

大森勝山遺跡 9

 

現在の風景はイメージで再現されたものです。

 

大森勝山遺跡 10

 

縄文の遺跡にて。

 

大森勝山遺跡 11

 

大森勝山遺跡 12

 

大森勝山遺跡 14

 

大森勝山遺跡 15

 

大森勝山遺跡 17

 

大森勝山遺跡 18

 

大森勝山遺跡 19

 

大森勝山遺跡 20

 

祈りを捧げる昆虫。

 

大森勝山遺跡 13

 

大森勝山遺跡 21