秋田県大館市にあります

寶田寺です。

 

寶田寺 1

 

医王山寶田寺、本堂です。

宗派 曹洞宗

ご本尊 釋迦牟尼佛

比内三十三観音霊場

第七番札所

 

寶田寺 2

 

由緒

創建年不明

藤沢にある時宗総本山

遊行寺第4世・呑海の弟子の

蔵阿輪長和尚が、

常陸国(茨城県)水戸の常盤村に

常磐山蔵泉寺を開創したのが

寶田寺の始まりとされています。

*呑海和尚の遷化が

嘉暦二年(1327)とされているので、

開創は南北朝の初期と推定されます。

 

寶田寺 4

 

永徳二年(1382)、

第四世の住職が

開祖呑海の霊夢を感じ、

寺号を龍泉寺に改めました。

 

寶田寺 m

 

慶長七年(1602)、

慶長の国替えにより、

佐竹氏が秋田に転封となります。

慶長八年(1603)、

第二十八世・正伝和尚は

秋田・久保田城寺町に下向、

義宣公が堂宇を建立しました。

 

寶田寺 3

 

由緒が秋田の龍泉寺と同じ事から、

正伝和尚の弟子の誰かが

この地に庵を結んだと推定されています。

 

寶田寺 5

 

延宝三年(1675)、

扇田・寿仙寺中興二世・

一峰本策和尚により、

曹洞宗・医王山寶田寺として

改宗開山されました。

 

寶田寺 6

 

明治の戊辰の役で伽藍を焼失、

古記録を失います。

平成二年に現在の本堂が

落慶されました。

 

寶田寺 7

 

『阿なとふと

今そ始めて

此の寺に

菩提の笛を

植える約束』

 

寶田寺 8