あえてアクセスが増えそうな
タイトルを付けてみました。
ちょっとこの記事を読んでみてください。
とある自己啓発系の方のメルマガより。
心理学の実験であきらかになっています。
それは、“自制心がある人”です。
自制心とは、その名前のとおり
「自分の欲をコントロールする力」ですね。
心理学の用語で、意志力とも言います。
1970年、マシュマロ・テストという有名な実験を
ウォルター・ミシェルという心理学者がおこないました。
実験では、被験者である子どもにこう聞きます。
「今すぐマシュマロを1個食べてもいいよ。
でも、ちょっとの時間ガマンをすれば
マシュマロを2個あげるけど、どうする?」
全体の1/3の自制心のある子どもはガマンして、
2個のマシュマロにありつけましたが、
残りの2/3の子どもは自制心が弱く、
1個しか食べられませんでした。
興味深いのはこの後です。
この実験で被験者になった子どもたちを
数十年間にわたって追跡調査したところ、
おどろくべきことが分かったのです。
自制心があって、2個のマシュマロに
ありつけた子どもは数十年後、
社会的に成功したのです。
大学の点数も高く、肥満も少なく、
自尊心が高く、目標達成力も高い、
ということが分かったのです。
言い換えると、自制心が低い子どもは
おとなになると、大学の点数が低く、
肥満で、自尊心も目標達成力も低いのです。
まあ、そりゃあ当たり前だと思うでしょう。
「ダイエットは明日から始めよう」と言い訳して、
自分の食欲をコントロールできない人は、
太って当然ですからね(笑)。
くわしくは、こちらの本を読んでみてください。
※とくに、お子さんがいる場合は、ぜひ。
『マシュマロ・テスト:成功する子・しない子』
ウォルター・ ミシェル (著), 柴田 裕之 (翻訳)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4152095415/pp2203-22/ref=nosim/
※引用終わり
☆
で、このテストだけを見るとまるで
『成功するためには
我慢できることが大切なのか!
じゃあ今日から子どもに我慢を教えよう!』
とスカポンチンな勘違いをする方が
いらっしゃいそうなのでございますが、、、
我慢出来れば成功できるのか?
違うと思います。
大切なのは、
『子どもはなぜ我慢できたのか?』を
ちゃんと分析できるか?です。
ここからはあくまで予測になりますが、
両親との間で十分愛着を育まれていたかどうか?
が我慢できるかどうか?のキーだと思います。
こちらの記事でもお伝えしましたが、
存在受容の深いレベルでの安心感を
育まれていたら、
焦ってマシュマロを食べようとする
理由も無くなるのではないかな?
だって焦らなくても
どうせ上手くいくって
わかってるからね。
恐らくは紹介されてる本にはそこまで
書いてあると思いますが、
テスト結果だけ見て都合良く切り取ると
ものすごくズレますね。
だから、こういうテスト結果だけ見て
『なるほど、我慢が成功の秘訣か!』
と勘違いして、
ほんとはしたい事をやめたり、
好きなものを食べることや
好きな場所に遊びにいくことを
我慢したら、
そりゃ自分を
不機嫌にしてるのですから
不機嫌な現実が
生まれるというものです。
この辺りでもお伝えしてるように、
自分のネガティヴな面も
ドロドロした面も欲深い面もちゃんと
肯定してあげるからこそ、
深いレベルでの心の安定が生まれて
待つことが出来るようになるし、
自制心も働くようになる。
こんなこといちいち言わなくても、
『別れた彼氏のことを考えないようにしよう』
『借金のことは忘れよう』
『ケーキのことは忘れよう』
と思えば思うほど
不自然なバイブレーションになって
ある日どかんと爆発する。
そんなのは誰でも体験してると思います。
成功者はどういう言葉を使うとか、
幸せな夫婦は旦那が子どもを風呂に入れるとか、
週に何回セッ☆クスしてるとか、
どうでもいいですよね。
そんなのは表層的な行動であって
その奥にある在り方を理解して
体感していない限り
単なる義務感からの行動になるし、
【そうしたら人から
認めてもらえる自分になれるかも】という
自己否定からの行動になります。
未だにコンビニでは自己啓発が並びますが、
表層的なものに惑わされずに
自分の感情や本音を大切に。
滑り台もいけるぜ。