『一瞬で感情は変えられる！』って。なんでそんなことせなあかんの？

※2014年5月の記事に補足して再アップです

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『一瞬で感情は変えられる！』という

自己啓発的なメソッドが

ちまたではまだ流行ってるのですが、

なんで

そんなことせなあかんの？

※この前大阪に行ったので大阪弁です。

あなたが２歳の子どもの

ママだと想像してください。

お子さんが子ども部屋で昼寝してます。

起きました。

ママの姿が見えなくて不安で泣きます。

あなたは駆けつけました。

さあ、次は？

◇ア：

『赤ちゃんじゃあるまいし、

いつまでもメソメソしない！』

と怒鳴りつける

※泣けない子どもになっていきます

※感情表現の苦手な子どもになっていきます

◇イ：

『イイコにしていないと食事抜きよ！』と

怒鳴りつける。

※辛くても笑顔を無理してでも

作るようになります

※両親に好かれるための

行動基準になっていきます

◇ウ：

『うんうん、寂しかったんだね。

大丈夫だよ。

ママはここにいるよ。』と抱きしめる。

※スキンシップによってオキシトシン・

セロトニンなどの

リラックスホルモンがいい感じになって、

安定した精神の持ち主になっていきます
（『脳はバカ、腸はかしこい』など参照）

※ネガティブな感情を感じる事が

悪いことではなく自然なことだと理解し、

人の感情にも寄り添えるようになります

※自分は泣いていても無条件に

愛されている存在なんだとわかるので、

何事にも失敗を恐れずに

行動できるようになります。

◇エ

『笑顔を作って元気にイエス！と

言ってごらんなさい。

最高の状態を作る事で

最高の感情が生まれるのよ！』と

一緒になってハイタッチする。

※これが一瞬で感情を切り替えるって

言っているメソッドなのですが、、

ここまでくるとある意味凄いです。

確かに、

身体の姿勢と言葉と思考を

切り替えたなら感情は変わりますが、

その切り替わる前の感情はどこいったの？

って話ですよね。

私が子どもならぐれるかキレるか

こいつの前では泣けないと思いますわ。

※ポジティブに切り替えよう！という事は

寂しい自分をそのまま

受け入れてもらってないので、

裏側に乗るメッセージは

“ありのままの自分は愛されない”です。

そこからネガティブな自分への

自己否定が始まっちゃうんですよね。

さて、、

アとイは避ける人も多いでしょうけど、

なんでウをやらずにエに行くのかって話。

言うまでもないですけど、
エが『嫌な感情の切り替え方』です。

こうやって子どもに例えたら

わかりやすくなると思いますが、

どうして大人になった自分の場合は
ネガティブな感情になった時に
『感情を一瞬で切り替えよう！』

としようとするのか。

それは嫌な気持ち、

ネガティブな感情を否定している、

そういう状態の自分を避けているからです。

どうして避けるの？って、
そういう自分では愛されないと

錯覚しているからです。

※どこでそう学んだかというと、

ほとんどが子どもの頃の両親との

関係性ですね。

子ども時代にウのように

ネガティブな自分も

そのまま受け入れてもらっていたら

愛着がちゃんと育まれているのですが、

そうで無いまま育った場合は、

自分でそのリハビリをしていく必要があるんです。

そんなあなたはダメよ、じゃなくて、

ただのリハビリです。

感情にしてきた蓋をちょっとずつ外して、

おさえてきた感情を表現して、

ただそのまま感じて行ってあげるってこと。

弱い自分を認めるってことを

自分で自分にまずやってあげる。

これがすごく大切で、

じゃないとネガティブな自分が嫌だから

ポジティブに気持ちを切り替えてくれる

ワークショップにハマっていったり

するんですよね。

自己啓発業界にいたときに

なんか感じていた違和感。

ちょっと

『○○が不安でさー』と言おうものなら
『プラスの捉え方をしよう！』
『身体を動かしてみよう！』
『タスクを分担して解決可能な形にしてみよう！』

という同僚やセミナー仲間からの返し。

内心では、

『まじで

こういう人とだけは

友達になれねえ』と
思ってましたねえ。

『おれの気持ちなんて

一つもわかっちゃいねえ』ってね。

・・・

ああ、不安なだけだったんだなって。
今はすごくよくわかるのです。

自分でただそれを認めて

感じていってあげれば
良かったんですよね。

なお。

ここのブログで書いてるのは

自分が自己啓発やスピリチュアルに

ハマったりしつつも

それでも辛かった状態から、

自分を感じていくことを始めて

3年がかりで抜け出ることができた、

自分のプロセスです。

100%趣味で書いてるだけですから、

参考にする方は勝手に参考にして、

他の生き方ややり方をしたい方は

勝手にそうしてくださいねー

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