友達から石鎚山に一緒に登らないかとお誘いを受けて、前から是非とも登りたいと思っていたので、一つ返事で引き受けた。
40年近い古い付き合いの友人が、富士登山を思い付き、夫婦で富士登山ツアーに申し込んだそうな。
持病の心配や諸々を主治医に相談したり、若い頃から登山経験の豊富な共通の友人に相談したりで、石鎚山はその富士登山の特訓という訳だ。
家を朝6時出発、土小屋を8時半過ぎにスタート。
その前にまずは石鎚神社の土小屋拝殿で安全を祈願した。
土小屋では曇り。頂上のお天気がちょっと心配。
雨と寒さ対策にカッパをリュックに入れて、意気揚々としゅっぱーつ。
登山口では早速お花が。
皿ヶ嶺でも見たカマツカ。もうそろそろ終わり頃みたい。
しばらくは緩い山道が続く。
緑に包まれて空気が美味しい!
鳥のさえずりが心地いい。
リーダーの友達は若い頃から山登りが趣味。
本州の山に登りたくて、一人で山岳会に入り、そこでご主人と運命の出会いをしたそうな。
若い頃は石鎚山の北壁もロッククライミングしたそうな達人。 一人で北アルプスや南アルプスの山にも登るそうで、今も一年に一度はどこかの山へ登るんだと。
そんな話は登りながらはしない。
彼女は先導に徹して、富士登山の友達にもう少しスピードを上げろと指示をする。
皿ヶ嶺、岩黒山、石鎚山と、段々と慣らす作戦。
富士山は石鎚よりも1.000mも高いのだから、山は甘く考えたらいかん…て。
ウツギの仲間だとはすぐに分かったけど、なにウツギかはわからない。クグってみたら、コツクバネウツギかハコネウツギ。
ベンチでひと休憩。
本当は座らない方が良いそうな。座ってしまうと脚が重くなってしまうらしいが、
ちょっとだけ座って水分補給とエネチャージ。
友達が手作りのういろうを持ってきてくれた。
私は手袋を忘れてしまい、貸してもらった。初めは要らないかと思ったけど、後から気温も下がったので、貸してもらって正解だった。
やはり道具は必須だ。
視界が広がる斜面には一面に熊笹の景色にわあ~っと思わず声が出る。
見えてきたよとリーダーが教えてくれる。
頂上は雲に覆われてるけど、山の天気は変わりやすい。期待しよう。なんせ私、晴れ女だから。富士登山の子も晴れ女らしい。
途中、こんな丸太の橋が何ヶ所かある。眼下を見たら脚が竦む。まだまだ先があるけど大丈夫か?丸太の上はストックを付く訳にはいかない。滑ったりハマったりするといけないからね。怖々と渡る。
友達はだいぶバテてきて、脚が上がらなくなったとスピードが落ちる。リーダーが痛いとかじゃなければ、なるべく平坦なところはスピードを上げろと厳しい。
決して意地悪ではない。あくまでも富士登山の為。
山間に見えるは瓶ヶ森。また瓶にも登りたいなあ~
分岐点の鳥居のところに到着。
ここから三の鎖に登る人達とは別に進む。 この日は登山者は日曜日にしては少なかったのでは?
やはりお天気が悪いからだろう。
トイレ休憩してると、急にガスが立ち込めて、ポチっと雨粒も落ちてきた。
カッパを着る。登山用のカッパは持ってないので、バイク用の上だけ着用。下ズボンは防水だからまあいいか。山用のレインウェアも必要だな。
三の鎖は16~17年前に、三男を連れて行った時に上がった。見上げておののいて、私だけ迂回すると言ってたら、ちょうど演習に来ていた自衛隊の方々が、自分達が付いていますから大丈夫ですよ!と背中を押してくれて、調子に乗った私は勢いで登った思い出があるが、今はそんな勇気も無いしお調子にも乗れない。
友達も高所恐怖症だというので、長い鉄の階段を行く。
行きは良い良い。帰りが怖い。
下りは谷側には手すりが無いのだ。 上りはおのぼりさん、下りはおくだりさん…
行き交う人は声をかけ合うそうだが、こんにちは以外にそんな人は一人もいなかった。
視界が白く遮られて、すぐそこが頂上だと分からなかったがリーダーに教えて貰って気づいた。
友達は1歩がやっとこさだ。 もう少し!ファイトいっぱーつ!!
頂上の山小屋も視界が悪くてよく見えない。
前に来た時の映像を頭に浮かべながら頂上にたった。
その先は絶壁の北壁だ。
反対側もこんな眺望。
まずはお礼のご挨拶しよう。
社務所を覗いていたら、リーダーの「見えたよ!」って急な声に振り向いたら、天狗岳が姿を現してくれた。
雲がさーっと1分くらいのあいだだったろうか?
雨はしとしとくらいではあったけど、
一気にテンションが上がった。 晴れはしなかったけど、天狗岳が見れたのはやっぱり持ってる私たち!?
記念にお清めの御塩を買って帰りました。
記念写真は撮らなくちゃ。 自撮り棒を持ってったのに、もたもた。
結局、そこにおられた人にお願いした。
晴れてたら頂上で食べるはずだったお弁当。
雨を凌ぐ場所が無いので、途中の山小屋まで降りて食べることにした。
エネチャージにお饅頭だけ食す。
頂上の山荘では、食堂もあるけど、
土日祝日限定の天狗岳カレーというのがあるそうだけど、それはまたいつの日か。頂上でのひえひえビールも今日は要らない。
途中の山小屋まで下山。
登りにも出会った小さな男の子に何歳?って声を掛けたら5歳だと。
パパと二人で、一の鎖から三の鎖まで全部登ったそうな。親子でよく山登りをするそうで、手馴れたもので、カッパもクルクルッと上手に仕舞っていた。
今から山の魅力を体験できて、将来も楽しみだね。
雨の心配は無くなった。遠くに見えるは西条の街かな?
避難小屋の中でお弁当タイム。
予定時間より1時間以上遅れてる。
それでも腹が減っては戦は出来ぬ。友達2人はちゃんとお弁当作ってたけど、私はコンビニでおにぎりとゆで卵調達。友達からお裾分けをいただく。3時に起きたそうな。偉い!
ホットコーヒーは私が持っていった。
ホットで正解! 美味しかった。
さて後は下るだけ…
が、それがなかなかだ。帰りも長い。
登りは見えなかった切り立った岩場、あれが南尖鋒!?
恐ろしや! あそこを登る人がいる。
途中の登りで出会った女性グループは、ストックも持たずにルートをそちらに向けて行ったけど、凄い人達がいるものだな。
リーダーも若い頃はそうだったらしい。 今でも登れと言われたら登れるのだろう。
石鎚山で出会ったお花たち
コツクバネウツギ、コヨウラクツツジ、クサイチゴ?(オオバライチゴ?)、ヒメレンゲ、ミヤマダイコンソウ、サクラソウ?
イワカガミ。この子は絶対珍しい子に違いないと見た。分からんけど。
頂上にたくさん咲いて、登山者を出迎えてくれていた。シコクハタザオ
駐車場に到着したのが、約4時頃。約7時間。予定をだいぶ遅らせてしまったが、無事に登って降りてこれたことは事実。
この度の石鎚山登山の目的は、友達の富士登山の特訓。富士登山する友達は花を見る余裕もない。
リーダーの友達はその子にとにかく富士登山成功に向けて、歩くスピードを考えながらも休憩や山のルールを指南する。
私と言えば山野草が気になって仕方がない。
勝手な行動は出来ないが、なるべく離れないようにささっと写真を撮る。
帰ってから2人に写メを送ってあげたら、とても喜んでくれた。きっと疲れきった身体も可愛い山野草に癒されたに違いないだろう。
私も16~17年ぶりの石鎚山登山だったけど、無事に登って帰ることが出来て、また自信にもなった。
お天気はいまいちで残念ではあったけど、また近い将来爽快な石鎚からの景色を見てみたい。
石鎚山レポート、長くなりましたが、読んでくださりありがとうございました。