最近、SNSで「日常の五心」を目にして、ひところよく目にしていたなと懐かしくなりました。
「日常の五心」とは、
紹介しておられる方によって順番は入れ替わっていることもありますが、
以下の5つの心の持ちようを差して言います。
「はい」と云う素直な心
「すみません」と云う反省の心
「おかげさま」と云う謙虚な心
「私がします」と云う奉仕の心
「ありがとう」と云う感謝の心
ある中学校の部活ティシャツの背中にプリントされていたこの言葉を見たのが、「五心」を知ったきっかけです。
以下、五心を読んで私の感じるところを記します。
○「はいと云う素直な心」
礼拝(らいはい)の「はい」に通じる音のように感じられます。相手の命を尊いと感じながら「はい」と返事ができたら、なんて素敵なことでしょう。
○「すみませんと云う反省の心」
「このままではすんでいません~償いはきっちりいたしますから。」なんて深い反省の思いなのでしょうね。ごめんねごめんね~という軽いノリではなさそうです。
○「おかげさまと云う謙虚な心」
おかげさまの「かげ」を「見えない存在=ご先祖様、神様、仏様」と考えると、「かげ」は、むしろ、「ひかり」と言っていいものかもしれません。自分一人では生きていけません。支えられて生かされているんですね。
○「私がします云う奉仕の心」
他人任せにするのではなく、自分ができることを自らさせていただくということですね。「奉る」は下から上に上げること、「仕」は「仕合せ(しあわせ)の仕」とすると、「奉仕」とは、幸せを相手に差し上げるという素敵な行為になるわけです。
○「ありがとうと云う感謝の心」
「有るのは難しい」で「有難う」。「すべては当たり前のことではない」ってことです。現象化している〈世界〉は、自分が人生の様々をより広くより味わい深く体験するために天からプレゼントされたものだと考えられたら、なんて豊かなことでしょう。
写真を縦にする技を知りません('◇')ゞ
日常の五心とは異なり、自分をダメにしてしまうのが次の心だと思っています。
○「面倒くさいと云う怠惰の心(なまけ心)」
これ、私が作りました。
自分の可能性に蓋をするようなことはしたくありません。
みなさんの心が雨天の後の空のようにすがすがしく広がっていきますように。
合掌
禮拝