91歳の男性の涙。 | 心が軽く元気になる、伊藤一樹の『心の書画』

心が軽く元気になる、伊藤一樹の『心の書画』

心の書画家:伊藤一樹の、日々の活動から生まれた
【書画語録】、活動日記をご紹介♪
角がなく力強い独自の書を描く書画家です。

心の書画家:伊藤一樹です(^^)

先日の生徒さんとの個展から
ようやくギャラリーでの後片付けや
後援いただいた教育委員会への
報告申請も終わり、

ほんとの『個展の終わり』を実感しています。


今回、3日間の個展で様々な思い出深い
出逢いが沢山ありました。


その中でも特に印象的だったのが、
Sさんという生徒さんが、
ご両親と一緒に個展へ
ご来場下さった時のこと。


会場で一人の生徒さんから


『一樹さん!』


と、突然声をかけられ、
案内された先へ向かうと
Sさんの91歳のお父様が、
ある作品の前で涙されていたんです…


その作品が、こちら。







【輝】



お父様は、


『伊藤さん、伊藤さん、
有難う。

わしは、
今日この作品に出逢えて
本当に良かった…

これまで、戦争や辛い場面を
何度も見てきた。

伊藤さんの丸みがあって、
この光の立ての線の力強さ…
本当に良かった…。』


これ以上は、言葉を詰まらせながら、
目からボロボロと涙を流す
お父様の姿に、
僕ももらい泣き…(T_T)




言葉にならないほど、
お父様の魂に深く伝わったことを
確信し、僕も涙が止まりませんでした。


そんな人の心に、魂に、
深く響き続ける。

そんな作品を一点一点、
描き続けたい。

そんな風に感じた出逢いでした。


心の書画家@伊藤一樹