前期破水からの奇跡の赤ちゃん  ~その3~ | 『西山裕子』の 〜順番一つでうまくいく!〜

『西山裕子』の 〜順番一つでうまくいく!〜

結婚しても出産しても『女』として愛される人生を生きる生き方を大切にしながら

お金もパートナーシップも家族も心も身体も全方位豊かに幸せになっていく人生を。

続き……



先生の一方的な話は続き


『今回のケースは100人いたら100人の先生が赤ちゃん助からないって言いますよ

おろしたほうがいいてみんなおなじ事を言うよ』


『まだ死ねんやろう』と







赤ちゃんを守る羊水それを守る卵膜が

破れたのか穴が開いたのかわからないけど


そこから羊水が出てきている

卵膜が修復することはほぼないそうで


このままだと羊水がすべて出て赤ちゃんが

呼吸ができなくなってお腹のなかで死ぬか


感染して赤ちゃんもわたしも死ぬか

そのどちらかだと


だから一刻も早く
おろしなさいといけない危険な状態




でも




でも



わたしのなかで
本当に無理なのかなぁ~と


本当に本当?


もしかして101人目の先生は

助かるかもしれんって言うかもしれんやん。


言葉がでなくて沈黙が続く

そんな様子をみて先生が

『旦那さんと話し合ってみてください』と




部屋からみんなでていき

西山とどうしようね~と


このまま赤ちゃんがお腹にいて感染したら

もしかしたらわたし死ぬかもしれん


りょうえの成長も
たいちの成長もみれんのかもしれん


西山ともう寄り添えんのか


このときばかりは涙が溢れてきて

ポロポロと涙があふれてきた。




それでもわたしのなかで死を言われたとしても

今お腹で元気に動いてるこの赤ちゃんを


おろすのはやっぱりできない

わたしが決めることはできない


西山に死ぬのはいややけど

おろすのも絶対にできない


全部が大切すぎてわたしには選べない。




西山が

『ゆうちゃんが望むようにしていいよ』


『あとの責任は全部とるからゆうちゃんがやりたいようにやったらいい』

わたしのなかで揺れ動いてたけど

怖くて怖くてたまらなかったけど


たいちを自宅出産するときに読んだ本にあった



『いきる命は生きるし死ぬ命はしぬんです』✨

(吉村先生の幸せなお産が日本を変えるの本より)



そうだ。


わたしのこの命必要なら生きるし

もし死ぬとしたら死ぬ運命


遅かれ早かれ赤ちゃんも本当に

産まれたいなら生きてくれる


赤ちゃんがわたしをみんなを困らせることを

本当にするのかな?なぜかそう思えて


西山に赤ちゃんはおろさない

みんながいる家に帰りたい。


西山は全責任は自分がとるからと

先生に言いに行ってくれました。




やっぱりこの人すごいな


わたしがわたしらしく生きること

わたしの感覚それだけを全信頼してくれてる。

たいちのときと同じすべてをかけて
守ってくれる。


この人がパートナーで本当によかった。


先生にこのまま家に帰ることを伝えてくれ

先生はあきれてたけど




わたしが決めてるのが伝わったのか


『何かあったらすぐ救急車をよびなさいね』って


『あと必ず月曜日に見せにきなさい』と


それを約束して家に帰ることに許可がおり


先生にいろいろいやなこと一杯言われたけど

でもそれは本当に心配してくれているから


それもわかったうえで

受け入れてくれることに感謝。


トイレ以外は基本寝て過ごす生活

家に帰ってからわたしにとっての


長い長い時間が始まるのでした。





続く……