採用選考のべ1万名! 共感力で中小企業と中堅大学生を元気にする採用コンサルタント 弥永尚の日記 -4ページ目

就職に苦労している学生さんの共通点:その1

仕事柄、学生さんにどのような就職活動を行ってきたかを尋ねる
ことがよくあります。

特に就職に苦労している学生さんに
「どんな会社を受けてきたの?」
と尋ねると、決まって返ってくる答えが以下のような内容です。

「とにかく規模が大きい会社が良いと思い大企業ばかり受けてきました。」
「名前が知れ渡っている企業の方が良いと思い、有名企業ばかり受けてきました。」

そこで私が聞きます。
「で、その会社で何をやりたいと思ったの?」

「まだ仕事をやったことがないので募集職種が総合職であれば
自分に合った仕事が見つかるのではないかと思いました。」

その結果、残念ながら来るのは「お祈りメール」ばかり。
そのうち持ち駒がなくなり、これからどうしよう?という状況で今に至っている
というわけです。


「上滑りな大手・有名企業志向」

これが就職に苦労する学生さんの共通点の一つです。

私は何も大手企業や有名企業を受けるなといっているのではありません。

今の就職環境からすれば、目や耳に入ってくるのは大企業、有名企業の情報
ばかりですし、経済の先行き不透明な現代にあっては「寄らば大樹の蔭」という
気持ちになるのも心情的にわかります。

ただ、このような企業は何万人という応募があり、その中から入社出来るのは
数十人から多くても数百人程度です。
つまり、数百倍~千倍超の競争倍率をクリアしなくてはならないという現実を
受け止めるべきでしょう。
この倍率を見れば、能力、人物ともにかなり秀でていないと入社は覚束ないという
のは誰でもわかることです。


大企業ばかり受けようと思っている人は、そこで一旦立ち止まり以下の問いに
自問自答してみてください。

「オレ(ワタシ)ってイケてる?」

ここで「イケてる」と答えられた人は次の問いに答えてみてください。

「じゃあ、イケてる根拠をわかりやすく説明してみて?」

ここで澱みなく根拠を説明出来る人は、どうぞ大企業/有名企業ばかり受けて
ください。(ただし内定を保証するものではありません)

しかし、根拠を語れなかった人、またイケてると答えられなかった人は、
「大企業ばかり受ける」のではなく、「大企業も受ける」という方向に
シフトしてください。

そして、このような人たちは仕事のイメージや価値基軸があいまいな状況ですので
まずは「どんな仕事があるのか?」、「自分の知らない会社ってどんな会社があるのか?」
ということに軸足をおいて仕事研究、企業研究にしっかり取り組んでほしいと思います。

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3時間、一人の学生さんと向き合った日

今日は現4年生、修士2年生を対象にした合同面接会にて学生さんの相談コーナーを
担当しました。

ずっと就職活動を続けている学生さんが真剣にブースで話を聞いている姿を見ている
と、その一生懸命な姿勢に頭が下がるとともに、スムーズに就職が決まる学生がいる
反面、このようにずっと苦労を続けている学生もいる現実に、複雑な気持ちになって
しまいます。

さて、今回は来場学生数が少なかった事もあり、3時間じっくりと1名の学生さんの
相談を受ける事になりました。

この学生さんは所謂大手落ちで、どんな仕事や会社に向いているのかわからなくなり
五里霧中といった状態でブースに来られました。
これまでの活動状況について行動事実をヒヤリングし、本人の考えや志向を探って
いく中で、徐々に本人の持ち味や志向性が見えてきたので、それを時間をかけて
フィードバック。併せて、今なすべきアクションについてアドバイスをいたしました。
本人は大分目の前の霧も晴れたようで、すっきりした表情で帰っていただけました。

今回はじっくりと学生さんの話を聞けたこともあり、ご本人にとっても満足度の高い
アドバイスをすることができたようでよかったです。

ただ、対応をしていて気になる事もありました。

一つは、今回の学生さんのように就職に苦労している人には共通点がありそうなこと。
もう一つは、どうも学校での就職指導がうまく機能していないように感じる事です。

このあたりについては、また回を改めて述べたいと思います。