ちょん切る
今回はいつもと趣向を変えまして裏路地から。
なにやら軒先に、「お前ら、本来ここらの住人じゃないだろ」という生物の陰が見えたもので。
トイレじゃないのは承知しているけど、そのことに関してはプレートも同じことを言っている。
「立小便禁止
ここはトイレではありません 」
トイレの概念というのは何だろうと考えると、家の中の場合には各々のご家庭で「ここがトイレ」と決めてもらうとして、外の場合にはトイレには「トイレ」と書いてあるものである。
「脱出口」と書かれたトイレはない。
家の中ならば、例え二段ベットの上から「絶景かな!絶景かな!後は知らん!」と、思う存分に放尿して頂いて構わないが、外となるとそうもいかない。
尿意というものが、佐川急便のように突然訪れるのはよくあること。
またそれが飲んだ帰り道で真夜中の場合など、周りを見れど灯の落ちた景色ばかりで、トイレがないというときがある。
正に誰にも届かないミッドナイト尿コール。
そんなときもあるけども、せめてコンビニまで頑張れ。
でも誰も見ていないと分かると、男性の場合にはスタンディングオベーションならぬ、スタンディングおしょんしょんが身体の構造上可能なもので、やっちまう人もいるだろう。
そんな尿による尿のための噴水ショーを、己の家の前で勝手にされてしまわれては家の住人も憤慨するというもの。
しかも「肥料をやるぞ」とばかり、軒先の庭木にでもされれば場合によっては逆に草木も生えなくなってしまう。
糖尿気味の人のものは、かなり甘かろう。
それらを浴びて甘いイチゴでも出来たら奇跡だ。
そんな被害が一度や二度ではないのか、ここの住人さんのお怒りがカニのプレートに表れている。
二枚使うほどの立腹具合のようだ。
人間の行動心理的に、せめて端っこで用を足したくなるものなんだろうけど、見事に悪い意味でやりやすそうな立地になっている。
ここの住人からすれば、常習犯のナニをハサミでちょん切りたい気分だろう。
<立ちション対策>↑クリックで大きい画像になります。
ちなみにこのプレートは規制品です。
日本中、あなたの付近にもあるかもしれません。
立小便のあるところにカニがあり。
次回はいつも通り、ちゃんとしたトイレからお送り致します。
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