定期的に読みたくなってしまうブログのひとつスター


さとこのチカラ


私がアメブロ始める前から読んでます。いいね、しようとすると「まずアメブロにログインしろ」と出てくるのでそこで挫折して何もアクションせずにきました。この度フォローさせていただきました。お世話になっております。ニコニコ


アメブロ登録してなくても「いいね」できればいいのにね。さとこのチカラさんには特にペットとの関わりについて何度も遡って読ませて参考にさせてもらってます。大きな愛を感じるブログです。


さて、この「お経について感じている事」で思い当たることがあったので書いてみようと思います。


ちなみにいつも旦那さんのしんさんが前半を執筆、さとこさんは後半から登場です。


さとこさんが「お経は結界をはる」と書かれています。キリスト教のお葬式でも同じような感覚を感じることがあるんですよ。私は時折オルガン奏者として立ち会うことがあるので、普通の人より客観的な立場で観察する余裕があるのかもしれません。


お経とは異なりますが、牧師も決められた祈りの文言を言います。それ以外にも生前の故人の人生やエピソードをまとめて紹介する時間があり、ご遺族と協力して原稿を書くのでしょうけれど、牧師の職業人としての力量、牧師の人としての人間性、真剣度で式の良し悪しが左右されると感じています。本当に、さとこさんの言う通りです。


声や言い方も重要です。「アーメン」ひとつでも、気持ちを込めて発語された場合、その声の振動や間合いが不思議な余韻を残します。その場の空気に印鑑ではんを押すような感じです。やはり結界をはることに通じると思います。


最後の決められた祈りの際は、参列者の気持ちも「天に故人を送り出す」ことに一気に向かい、牧師の締めくくりの「アーメン」で一つの区切りとなって一同が一瞬ホッとする空気が流れます。


オルガン奏者としてはその「アーメン」が後奏を弾き始める合図になるので、タイミングを逃さないように別の意味で緊張が高まるのですが。指差し


先日のエリザベス女王のお葬式。一日がかりで2つのお葬式という長丁場だったので、さすがに全ては観ませんでしたが、観た中で私が一番心を動かされた音楽はこれでした。


https://m.youtube.com/watch?v=mqm3iJKHpH4


英国国教会のしきたりは詳しくないので解説はできませんが、とにかく聖歌隊達の透き通った歌声にただただ気持ちが鎮まります。

Psalm(詩篇)139はもちろん沢山の教会音楽家達がこれまでメロディーをつけてきたわけですが、このアレンジはJames O’Donnellさんという方によるものです。


一体どんな人だろうと調べてみました。。。


バリバリ現役の方でした!!

この聖歌隊をまとめ上げてる指揮者でありオルガン奏者、泣く子も黙る輝かしい経歴の61歳のお方でした!ヒー不安

おそらく、今回の式の音楽全ての総監督的なポジションにいたと思われます。


古い時代の作曲家による教会音楽と、今を生きる音楽家の音楽。イギリスの教会文化として、どちらも取り入れていこうという姿勢は他の礼拝でもよく感じます。新しい血を入れて次に繋げていこうという気持ちもあるでしょうね。また、現代の教会音楽家の音楽に触れる場にもなります。


そして人の声の持つ力。この棺が人の力によって静かに運ばれる間、聖歌隊の歌声によって結界がはられて守られている気がします。歌というよりとても強い祈り、守護だと思います。