今回よりフランスの各地方についてみていきましょう

シャンパーニュ地方
ブドウ栽培面積3.1万ha ワイン生産量286万hl
大陸性気候
シャンパーニュ
(地区と格付け)
・グラン・クリュ (17コミューン)
100%に査定されたコミューンで収穫されたブドウから造られたワインに表記される
・プルミエ・クリュ (42コミューン)
99~90%に査定されたコミューンで収穫されたブドウから造られたワインに表記される
モンターニュ・ド・ランス地区
ランスとエペルネの間
グラン・クリュ 9
アンボネー、ボーモン・シュール・ヴェル、ブージー、ルーヴォワ、マイイ・シャンパーニュ、ピュイジュー、シルリー、ヴェルズネー、ヴェルジー
ヴァレ・ド・ラ・マルヌ地区
マルヌ川沿いの両岸に広がる
ムニエ中心の丸みのあるフルーティーなワイン
グラン・クリュ 2
アイ、トゥール・シュール・マルヌ
コート・デ・ブラン地区
エペルネから南に続く丘陵の東向き斜面
ほぼシャルドネだけ
グラン・クリュ 6
アヴィーズ、シュイイ、クラマン、ル・メニル・シュール・オジェ、オジェ、オワリー
コート・デ・バール地区
南部オーブ県に位置する。ピノ・ノワールの供給地
(シャンパーニュの種類)
・アルコール度数 11度以上
・ヴィンテージ(ミレジメ)
ボトルに表示した収穫年のブドウを100%使用
ティラージュ後最低3年間は販売不可
・ノンヴィンテージ(ノン・ミレジメ)
ティラージュ後15か月以上の熟成義務(うち最低12か月は澱ととも
に熟成)
・プレステージキュヴェ
各メゾンのフラッグシップ
・ロゼ
①黒ブドウの直接圧搾②マセラシオンまたはセニエ③白ワインに赤ワインをブレンド(アッサンブラージュ)、いずれかの方法でピンク色に色付けされたシャンパーニュ
・ブラン・ド・ブラン
白ブドウのみから造られたシャンパーニュ。原則シャルドネのみから造られる
・ブラン・ド・ノワール
黒ブドウのみから造られた無色のシャンパーニュ
(甘辛度表示)
残糖3g/ℓ以下、またはまったく糖分添加していないものにはブリュット・ナチュール、パ・ドゼ、ドサージュ・ゼロの表示も認められている
(生産者の登録業態とその略号)
NM:ネゴシアン・マニピュラン、原料となるブドウを他者から購入する生産者
RM:レコルタン・マニピュラン、自社畑で収穫されたブドウのみを用い、自らシャンパーニュの醸造を行う栽培農家
CM:コーペラティヴ・ド・マニピュラン、協同組合で加盟栽培農家が持ち込んだブドウで醸造から販売までを行う
RC:.レコルタン・コーペラトゥール、栽培家が加盟する協同組合の製造
SR:ソシエテ・ド・レコルタン、一族の所有するブドウ畑で収穫されたブドウでシャンパーニュを醸造、販売する
ND:ネゴシアン・ディストリビュトゥール、完成したシャンパーニュを購入し、自社ブランドのラベルを貼って販売する
M.A. :マルク・ダシュトゥール、スーパーマーケットやレストランなどのプライベートラベルが貼られたシャンパーニュ
(シャンパーニュの製法)
収穫(ヴァンダンジュ) 手摘み
圧搾プレスュラージュ
キュヴェ(テート・ド・キュヴェ)
ブドウ4000kg→2050ℓ絞る
タイユ(2番絞り) 500ℓ
計 2550ℓ
果汁清澄(デブルバージュ)
アルコール発酵(フェルマンタシオン・アルコリック)
マロラクティック発酵(フェルマンタシオン・マロラクティック)
アルコール発酵後任意で行う。新鮮味を残すためマロラクティック発酵を避ける生産者もいる
調合(アッサンブラージュ)
瓶詰(ティラージュ)
調合したワインに酵母と1ℓ当たり24gの蔗糖を加え瓶詰して寝かせる
瓶内二次発酵(ドゥジェム・フェルマンタシオン・アン・ブテイユ)
瓶内熟成(マセラシオン・シュール・リー)
(倒立(ミズ・シュール・ポワント)
澱を瓶口に集めるため瓶を倒立する)
動瓶(ルミアージュ)
瓶口に澱を集めるため5~6週にわたり瓶を毎日1/8回転させる
澱抜き(デゴルジュマン)
栓を抜いて澱を除去
糖分調整(ドサージュ)
澱抜きでの減少分を補うと同時に最終的な甘味を調整するため特別に調合されたワインに糖分を混ぜたリキュール・デクスペディシオンを加える
打栓(ブシャージュ)
その他の主要A.O.C.
コトー・シャンプノワ(赤・白・ロゼ)
シャンパーニュ地方に認められるスティルワインのA.O.C.
ロゼ・デ・リセイ(ロゼ)
ピノノワールのみで造られるスティルワインのA.O.C.
すべて重要箇所となります。グラン・クリュについてはモンターニュ・ド・ランスはほおっておいて、他の2地域の8グラン・クリュを覚えましょう。それだけでも十分です。製造過程については順番は必須、原語で覚えましょう。