アルゼンチン(ソムリエ/ワインエキスパート試験対策) | ワインの部屋 知識があればワインはもっと美味しい❤️

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出会ったワインを勉強も兼ねてちょっと深掘り。
毎日、ワイン開けるわけではないので、ないときはソムリエ/エキスパート試験対策や日本ワイン検定の話も織り込んでいきたいと思います。

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アルゼンチンといえばマルベック、このマルベックは標高1700mのところで造られているものです!びっくり

 

アルゼンチン

大陸性気候がベース

ブドウ栽培地域 南緯23~43度

ブドウ畑は海抜450m〜3329mに分布

 

歴史

16世紀半ば スペイン宣教師がブドウ(クリオージャ)を持ち込む

1850年頃 フランスよりマルベックなどを移植

1885年 メンドーサ-ブエノスアイレス間に鉄道開通しメンドーサから首

      都、主要都市でワインを販売可能に

1990年代 市場開放し技術導入、品質向上を図る

 21世紀に入り、マルベックの生産に注力

ラウラ・カテナ:マルベックとテロワールの研究を行いメンドーサ・マルベックを世界に広げる中心的役割を果たした

 

主なブドウ品種p192表参照

白ブドウ品種

2.セレサ 7.ペドロ・ヒメネス 8.トロンテス

黒ブドウ品種

1.マルベック 3.ボナルダ 4.カベルネ・ソーヴィニヨン

 

 

ワイン法と品質分類

1959年制定 

ワインの分類

ヴィノス・ヘヌイノス:熟した新鮮なブドウもしくは新鮮なブドウ果汁によるスティルワイン

ヴィノス・エスペシアレス:アルコール分やアルコール等の添加によりA,B,Cの3つのカテゴリーがある

ヴィノス・エスプモソス:ボトルなどの密閉容器で二次発酵させたスパークリングワイン、20℃で4気圧以上

ヴィノ・ガシフィカド:炭酸ガス注入方式によるスパークリングワイン

ヴィノ・コンプエスト:ワインに芳香物質や甘味を加えたもの

チチャ:アルコール発酵途上の甘いワイン

 

品質分類

IP:当該地のブドウを80%以上使用していればその産地名を表示可、ブドウ品種の規定はない

IG:特徴のある限定された産地名、産地と醸造地が当該IG域内になければならない、別掲のヴィティス・ヴィニフェラに限る

DOC:当該地で収穫したヴィティス・ヴィニフェラ種を当該地域で規定の方法で醸造、瓶詰しなければならない

現在メンドーサ州のルハン・デ・クージョサン・ラファエルの2地区が認定

 

 

熟成期間に関する表示

レゼルバ:オーク樽で最低1年熟成(赤ワイン)、最低6ヵ月熟成(白ワイン)

グラン・レゼルバ:オーク樽で最低2年熟成(赤ワイン)、最低1年熟成(白ワイン)

*ただし、”オーク”容器の容量は規定なし、木製容器以外でオークチップやオークステイヴの使用も認められている

 

ワインの産地と特徴

ノルテ地方(北部)

サルタ州、トゥクマン州、カタマルカ州を南北に縦断するカルチャキ・ヴァレー

サルタ州 カファジャテのトロンテスはアルゼンチンで最も個性的で高品質の評価

 

クージョ地方(中央部)

ラ・リオハ州、サン・ファン州、メンドーサ州

南米最大の産地

メンドーサ 国全体の70%を産出

5つのサブリージョン

1.メンドーサ北部

2.プリメーラ・ソナ

 主要品種はマルベック

 DOCルハン・デ・クージョ

3.ウコ・ヴァレー

 冷涼地として急速に拡大

 マルベックに加え、シャルドネ、カベルネ

 ・ソーヴィニヨン、シラーなどが植えられている

4.メンドーサ東部

5.メンドーサ南部

 シュナン・ブランが主要品種

 DOCサン・ラファエル

 

サン・フアン アルゼンチン2番目のブドウ・ワイン産地 

 

パタゴニア地方(南部)

ラ・パンパ州  ピノ・ノワールなど

ネウケン州   ピノ・ノワール、ソーヴィニヨン・ブランなど

リオ・ネグロ州 ピノ・ノワール、ソーヴィニヨン・ブランなど

チュブ州 アルゼンチン最南端のブドウ栽培地域

南部になると冷涼になるため白品種(ソーヴィニヨン・ブラン)やピノ・ノワールに適している

 

ワード

クリオジャ・グランデ:チリではパイス、カリフォルニアではミッション

 

ソンダ風:太平洋からの風がチリを超えて乾燥した暖かい風となる

 

トロンテス・リオハーノ:トロンテスの3種の亜種の一つ。クロージャとモスカテル・アレハンドリアの自然交配にる