今回、日本ワイン検定2次試験(テイスティング)前、最後の勉強会として、5種類のワインを試飲しました。
メンバーはいつものワインエキスパート3人。大変助けられております。
1.2013 ミュラー・トゥルガウ 完熟フリーラン
北海道ワイン株式会社
alc9.5%
やや濃い黄色、粘性は弱い。
果実香は弱く、酸化熟成によると思われるシェリー酒様の香りをメインに感じたがいやらしくはない。金木犀、蜂蜜など。
酸はしっかりしており、甘味ももちろん感じるが、心地よい苦みがありこってりした甘味はない。フリーランによるワインだが、この苦みはどこから来たものなのだろう?
前回も2012年のミュラー・トゥルガウ(辛口)を試飲したが、その時もシェリー酒様の香りを感じた。同じ2012で同じ環境で保存したケルナーとはまったく違い、ミュラー・トゥルガウの熟成変化による特徴的な香りなのかもしれない。
2.セイベル 赤[H5]
株式会社はこだてわいん
alc12%
オレンジがかったやや淡いルビー。粘性は弱い。
カシス、チェリーなどの果実香、ピーマン、青コショウなど。香りは強く独特な感じを受ける。果実香より青っぽいスパイシーさが強い。
酸はしっかりしており、タンニンは弱くほとんど感じない。酸味もあいまって小さな赤系果実のフレッシュな味わいがある。
色調は以前飲んだものもオレンジがかっており、熟成というより品種の特性なのかなと思っている。なお[H5]というのは、このワインが北海道新幹線開通記念のもので、使われているのがH5系車両だからで、別に意味はありません。
3.2014 カベルネ・フラン
株式会社ぶどうの郷山辺
alc12%
色調は淡いルビーでロゼワインを思わせる。粘性はやや高い。
イチゴジャムのような甘やかな果実の香り、ピーマンも感じるがヴァニラ香が強く、カベルネ・フランらしい青っぽさはない。
酸はフレッシュでタンニンはシルキーだが若干収斂する。木苺などのフレッシュな味わいとともにヴァニラ香が鼻に抜ける。若干の苦味が厚みを与える。
4.2014 メルロ樽熟成
株式会社ぶどうの郷山辺
alc12%
紫がかったやや薄いガーネット。粘性はやや低い。
黒系果実のコンポートなどの香り。ヴァニラ。
アタックは弱い。酸は爽やか、タンニンはシルキーで弱い。黒系果実の味わいに苦みを残す。
5.菊鹿 カベルネ樽熟成 2015
熊本ワイン株式会社
alc13%
色調はエッジにオレンジの軽く入ったガーネット。粘性はやや強い。
カシス、ブルーベリー、ブラックチェリーなど。丁子などのスパイス、ピーマンなど青っぽい香り。
香りから想像するより味わいは薄い。酸は爽やかでタンニンはシルキーで少ないが収斂する。
