わかってはいたが、面談はやはりだるくて、いらつくだけで、無意味で、俺に意見するやつは嫌いで、それが善意だとしても、どうせ仕事であり、彼はおごりたかぶり、話すだけで俺を変えられるものと思っているのか、どうかしらないが、きつめに咎められたところで、俺は、昔の自分とはちがい、反省はせず、怒りと反抗心を抱くようになっていて、俺も悪いほうに変わったのかなあ、なんて、戻る気もないが、思ってみたり、いずれにせよ、そこで反省したとして、自分は二極化しており、家の自分と外の自分は違うやつで、この部屋とこれまでの習慣が、俺を変えさせようとせず、理解していても、君が話して聞かせても、また、彼らは口約束をさせたがるが、俺はそんなもん守らないから、いくらでもしてやるし、まあ、明らかに嫌な質問が来たとき、それは怒られるとわかっていて、答える自分はバカで、嫌ならプライベートだとはっきり述べればいいし、相手の反応を予想して言ってやるのもよかったなあ、と、これは今回の反省として留めておくとして、目をじっと見てくるから、とりあえず見返すけど、お前は男だし、目の動きで嘘を見抜こうとしているのか知らんが、癪なので、あちこち向いて、まっすぐみたりするが、「いつまであなたと見つめ合わなきゃいけないんですか」と、言いたくもあったし、苛立ちが口に出ないように、口をもごもごしていて、ストレスもたまるが、下手な反抗は、事態を悪化させかねないと――これは人に、特にプライドの高い人によるが――思い知っていたので、俺の態度は悪かったが、対処は悪くもなかったんじゃないかと、いまさら思うわけで、叱りのストレスも、いま文章にしているうちに発散されているし、そのうちすぐに忘れるから、すまないが、俺には無意味であって、さあ、そろそろ書くことがなくなってくると、この句点をつけない文体も、崩れていきそうで、どうも上手くかけていないだろうし、この文体の名前も忘れたので、誰か教えてくれと、期待もせずに読者にまる投げしておいて、俺はというと、メシくって、クソして、ねる。