今こそ、野性を取り戻し翔び立つ時。
「国難襲来す。国家の大事といえども深憂するに足らず。深憂すべきは人心の正気の足らざるにあり」
これは、水戸藩の儒学者であった藤田東湖が吉田松陰に贈った言葉です。社会も日々の暮らしも、何もかもこれまでと同じではなくなった今こそ必要なのは野性だと、昨年米寿を迎えた行徳哲男先生は熱く語ります。
ゲーテは、「安住安楽は悪魔の褥」と言っています。わたしたちは、悪魔の褥に身を横たえていませんか?今こそ、野性を取り戻し、翔び立つ時です。
改めてこの野鴨の哲学を学びなおし、進化させていくべきではないか、との想いから「野鴨の哲学2.0」として、このプロジェクトは発足しました。
行徳哲男先生の講演と多彩なゲストによる対談
毎月1回、行徳哲男先生をお迎えして「野鴨の哲学2.0」についての講演、多彩な方々との対談を行います。まずは行徳先生の講演や対談を通じて学び考えること。また進行次第ではありますが、参加者同士でディスカッションし、それに対して講評をいただくことも想定しています。
8月の第六回は、株式会社宮田運輸代表取締役社長である宮田博文さんをお迎えして、野鴨の哲学に関する対談を行っていただきます。他ではまず体験することのできないこの貴重な機会を、ぜひお見逃しなく。
株式会社宮田運輸 代表取締役社長
宮田博文
1970年大阪府生まれ。高校卒業後、祖父が創業した宮田運輸に入社。運転士、専務などを経て2012年社長に就任。当時、売上高は25億円、経常利益は1000万円弱だったが、19年3月期は売上高40億円、経常利益1億5300万円に拡大。
社長就任当初、従業員に対する管理を強め、数字を上げようとしたことが引き金となり、死亡事故が発生。そこから方針を大転換。現在は、従業員をとことん信じる「心の経営」をモットーとしている。その経営手法は、国内のみならず、中国、韓国などアジアの経営者からも注目されており、毎年多くの企業が視察に訪れている。2007年、稲森和夫氏が主宰する経営塾「盛和塾」に入塾。2018年6月に行われた中国北京主催の盛和塾全国大会では、3200人もの経営者の前で講演した。
死亡事故をきっかけに同社がはじめた、トラックに子どもの絵をラッピングして、事故抑止につなげる仕組み「こどもミュージアムプロジェクト」は、現在150社以上の企業が参加。国内のみならず、中国、韓国など海外の官公庁、企業からも大きな注目を集めている。また、同社が行っている、すべての従業員、社外の人誰もが参加できる経営会議「みらい会議」には、全国各地から数多くの人が参加している。NHK「おはよう日本」、読売テレビ「ウェークアップ! ぷらす」などメディア出演多数。
著書「社長の仕事は社員を信じ切ること。それだけ。」(かんき出版)
第1章 モチベーションの源泉は「人の役に立てること」/「助け合う社風」はどのように生まれたのか?
第2章 1人ひとりを信じて任せる/従業員の主体を生みだす仕組み
第3章 リーダーに最も必要なのは「愛」/人をとことん信じ切る「心の経営」
第4章 目先の数字は絶対に追わない/目の前の困っている人を助け続ければ、会社と従業員は成長する
第5章 人は「管理」ではなく「幸せ」になってこそ成長する/従業員と社会を幸せにするプロジェクト
■宮田社長ご挨拶
私は、ものごころがついたときからトラックが大好きで、父の背中を見て『トラック運転士』になりたいと日々憧れを思い描いていました。18歳で入社させて頂き、寝る時間を惜しんで懸命に働きました。
今日までの23年間には本当に様々な人との出会いがありました。
お客様、お取引先様、会社の仲間たち・・それぞれの家族。そんな多くの人たちに支えられて現在があります。
そしてここにはこれまで私が知らない方々、お取引先様や会社の仲間も多くの支えで来られたことを感謝申し上げます。
私や弊社が一番大切にしているのは、『人』です。
『人』と幸せを分かち合いたいと考えています。
『これを知る者はこれを好む者に如かずこれを好む者はこれを楽しむ者に如かず』
幸せについていくら知っていても幸せを感じられなければ意味がありません。
幸せをいくら持っていても幸せを感じられなければ価値がありません。
幸せを求めてそれを得たとしても幸せを感じられなければ幸せになりません。
『幸せは、感じるもの』(孔子「論語」より)
そしてまた一方では、「運転士」を育てることも私の使命ではないかと考えております。今や日本のライフラインを支える物流の主役である運転士。今後の日本を支える運転士を、もっと魅力ある職業に変えていくことで、社会へ貢献し、多くの人々への報恩につながると確信しております。
同じ志を持ったメンバーと、お客様、そしてご縁ある方々と共に将来世代へ向け宮田運輸はまさに走り続けます。
■日程
2021年8月29日(日)16:00-18:30(講演)、18:30-20:00(懇親会 ※リアル参加のみ)
※懇親会の内容につきましては、状況をみながら判断したいと考えております。
追ってご連絡させていただきますので、ご了承の上参加申し込みお願いします。
※このプロジェクトは年間を通じて実施する予定です。
■参加人数
リアル参加 ・・・10名(先着順)
プレミアムZOOM参加・・・10名(先着順)(注1)
ZOOM参加 ・・・50名(先着順)
注1:会場(Patrick咲CASの)内の別フロアにてZOOM参加いただけます。
講演後に行徳先生・対談者の方と直接会話いただけます(軽い挨拶程度の時間のみ)
懇親会にはご出席いただけません。
■参加費用
リアル参加 ・・・20,000円(※懇親会費用込み、行徳先生との懇親、食事飲み物代)
プレミアムZOOM参加・・・10,000円(※行徳先生・対談者との直接会話)
ZOOM参加 ・・・7,000円
■参加資格
・野鴨の哲学2.0の主旨にご賛同いただける方
・リアル参加時は感染症対策(マスク着用・手指の消毒・検温)にご協力いただける方
・ZOOM参加時はカメラ・マイク共にONにできる方(参加者同士のディスカッションを予定しているため。仮想背景可)
・終了後の簡単なアンケートにご協力いただける方
■場所
Patrick咲CAS 〒145-0062
東京都大田区北千束2丁目32-5-101ひのきの里北千束
TEL:03-6324-7300 東急大井町線「北千束」駅徒歩1分
■注意事項
※講演者・対談者が新型コロナウイルス感染症に罹患または濃厚接触者となった場合、止むを得ず中止させていただく場合がございます。その際は速やかにご連絡させていただき、返金または他の回への振替等の対応を致します。
※オンライン参加の方は、ZOOMをご準備いただき、通信料金等は参加者各自でご負担ください。
※参加用ZOOMリンクは申し込みをいただいた方にのみお知らせいたします。事前申し込みをいただいていない方はご参加いただけません。当日、参加申し込み者リストにもとづき、ZOOM上での参加承認をいたします。
