「免疫力こそ神である、神はわたしのなかに在る」

Immunity is God, God is within me.

(霊界から届いた手紙)15

「生きている死者からの手紙」(1914年の出版、ノンフィクション)
        エルザ・バーカーによる記録
        金澤竹哲・訳

第9の手紙 魂が行き来する場所

 友よ、死には何一つ恐れることはない。外国へ旅行するよりもずっと容易なのだ――はじめての旅――年老いて世界の片隅に落ち着いた人がする旅のようなものだ。
 こちらに来て出会う見知らぬ人々は、はじめて出かけた外国で出会う異邦人と何ら変わらない。いつも相手の言うことがわかるとは限らない。その点でも、彼の体験は外国での滞在と似ている。そしてしばらくすると、目に笑いを浮かべて友好的に近づこうとする。質問は、「あなたはどちらから来られましたか?」であり、地上と同じ反応が相手から返ってくる。カリフォルニアから来た人、ボストンから来た人、もう一人はロンドンだ。私たちはこうして旅の大通りで出会っている。なぜなら、こちら側にも、地上同様に旅の道がいくつもあって魂たちが行き来しているからだ。こちらの道は一般的にはふたつの大きなセンターを直接結んでいるが、鉄道の線路とは重なっていない。もしそうなら、騒音がおびただしい。私たちは地上で生じた音を聞くことができる。音のバイブレーションが霊界の耳に届くと、ある種のショックが伝わってくるのだ。
 時には、長期間にわたって同じ場所に住む者がいる。私はメイン州の古びた家を訪ねてみたが、そこではこちら側での活動を、想像できないくらい長い間やめている男がいた。彼が言うには、子供たちが成人の男女に成長し、可愛がっていた子馬も大人になってとっくの昔に老衰で死んだそうだ。
 ここには怠け者や頭の鈍い者もいて、地上と同じだ。そしてまた、キラキラ輝き、人を引き付ける磁力を持つ人もいるので、一緒にいるだけで活力をもらえる。
 私たちが君たち同様、服を着ていると伝えるのはばかばかしいことだが、そんなに多くの服は必要ない。私は旅行カバンをまったく見ていない。ただし、私はここに来て間がないが。
 暑さ寒さは、いまの私にはさほど問題にはならないが、当初は寒さを感じて不快だったという記憶がある。だがそれも過去のことだ。