らくらく毛管運動が絶大な効果をあげる理由は、グローミューにあります。

 

 グローミューとは何でしょうか?

 

 「らくらく毛管運動で若返る」の31ページから。

<つまり、血液循環の主役は毛細血管であり、心臓はポンプではなく単なるタンクであり、流れる血液を適量に調節する役割を果たしているというのです。


 健康維持。・増進のために血液循環がどれほど重要かは言うまでもありませんが、その血液の流れを良くするカギは毛細血管にあります。そして、毛管運動はこの毛細血管の働きを良くする効果があるのです。


 毛細血管の機能を考える上で、重要な役割を果たしているのが、毛細血管のすぐ近くにあり、血液のバイパスの役割を果たしている「グローミュー」です。

 


 ほとんどの人が聞いたことがない器官名だと思いますが、その存在は1707年にフランスの解剖学者レアリー・レアリスによって明らかにされています。しかし、現在の医学界ではその機能や役割に関心を払うことは少なく、存在さえ忘れられている状況です。


 図のようにグローミューは、毛細血管の手前にあり、その大さは0.01〜0.04ミリで、小動脈と小静脈をつなぐバイパスです。日本語で「動静脈吻合」と呼びます。


 なぜ、バイパスが必要なのかというと、細胞が栄養や酸素を必要としない時や、汚れた血液を拒絶する時に、ルージェ氏細胞が働き、グローミユーが開いて、直接、血液を小静脈に戻すからです。


 例えば、ウイルスが細胞内に侵入した場合、グローミユーが開き、細胞に流れている血液を迂回させることで、栄養補給をストップして、病原体を兵糧攻めにします。つまり、グローミユーは免疫機能にも重要な役割を果たしているというのです。


 また、冷たい水の中に入った時など、体表面の毛細血管から体温が失われるのを防ぐために、グローミユーが機能して細胞への血流を止めます。日本では修行として、海や滝などで「みそぎ」が行われてきました。私(金澤)もかつては数年間、夏、冬のみそぎを体験しましたが、みそぎで元気になるという効果も、グローミューの説明からわかるのではないでしょうか。


 人間の身体というのは実に精妙にできています。せっかく備わっている自然治癒力を活かさない手はないと思います>

 

(つづく)