【追記】

 寒風のベランダから撮影しました。

 今年いちばんの神々しさです(^^)
 

 

 今朝の東京は48年ぶりのマイナス4℃を記録しました。

 北半球はどこも寒波にさらされています。

 地球規模の異常気象でしょうか?

 簡単にできる寒さ対策は、トンネル・カードを女性用のストッキングに収めて腰の裏側に当てて巻くことです。

 わたしはこれで、長年使ってきた腹巻きをやめました。

 ところで、この寒さは、ミニ氷河期=小氷河期到来の前兆という説が発表されています。

「日刊ゲンダイ」1月24日号です。

<ミニ氷河期がやってくるのか――。22日は、首都圏でも積雪するなど、大寒波が日本列島を襲った。今冬は北米やロシアなど世界各地が極寒に見舞われている。ロシアは氷点下68度を記録した。それもそのはず。実は、地球は「温暖化」ではなく「ミニ氷河期」に向かっているというから驚きだ。

 2015年、英国ノーザンブリア大学のバレンティーナ・ザーコバ教授は、太陽の活動は2030年代に現在の60%にまで減少し、ナント97%の確率でミニ氷河期が到来すると発表した。本当にそうなるかもしれない不安が強まっている。根拠は今起きている現象と前例だ。太陽の活発さの指標は黒点の個数だが、現在、激減中なのである。

 国立天文台の担当者が言う。

「たしかに2014年をピークに黒点は減少に転じています。毎日観測している黒点の平均個数は、14年2月が102.8個なのに対し、昨年11月5.7個、12月8個です。最近は全く観測できない日もしばしばです。約300年前、世界が寒冷化した時と状況が似ていますが、メカニズムは分かっていません」

 300年前――黒点が極端に少なくなったのは、1645年から1715年までの70年間。地球の平均気温は約1.5度下がった。これがミニ氷河期である。ロンドンのテムズ川やオランダの運河は凍りつき、江戸時代の日本では飢饉が頻発した>(以下略)


 小氷河期の到来について、わたしは何度か記事を書いています。
 2011年9月11日の記事を参考にしてください。

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【NO.1433 2017年4月2日 編集発行人 金澤竹哲】

【NASA、太陽黒点ゼロを観測、小氷河期?】

 英デイリー・メイルが(電子版3月22日)、NASAの太陽観測衛星の重大な観測結果をレポート。3月7日から22日まで15日連続で太陽黒点(sunspot)がゼロだと報じた。黒点活動の低下と小氷河期の関連に関心が集まっている。ついに始まったのかもしれない。

 2011年9月11日の本紙の記事が参考になる。

【地球は寒冷化へ? 「ひので」の重大な発見】

 世界で唯一、太陽の極域磁場を観察できる衛星がある。日本が2007年に打ち上げた「ひので」だ。8月31日に、「ひので」が観測した重大なデーターが公開されたが、マスコミはその意味を詳しく伝えない。

 17ページのPDFファイルで公開されたデーターを読み込むと、「太陽にかつてない異変が生じており、それはどうやら、地球を寒冷化へと向かわせそうだ」となる。本紙は何度も太陽黒点の情報を伝えてきた。黒点のサイクルで示された太陽の活動と、地球の寒冷化、温暖化は関係があると紹介してきた。

「ひので」が観測したデーターはまさに、このことを示していた。14ページはこうだ。

<負極磁場が卓越していた北極の負極磁場が大幅に減少し、正極磁場が増えていることを発見。予想された反転の時期より2年早い。次の集中観測で反転が予想される。一方、正極磁場が卓越していた南極は安定な状態を維持しており、太陽の基本的対称性が崩れていることを発見。これらは史上初めての観測成果。

「ひので」により、通常の太陽サイクルでは見られない南北のサイクルのずれが明瞭に観測されたことから、太陽が従来と異なる状態になっていると推測される。

 太陽極域磁場の反転の機構は分かっていない。「ひので」の画像の品質は極めて良く、膨大な情報が含まれており、今後反転メカニズムの解明を期待できる>

 太陽に何らかの異常が起きている。しかも史上初めてのことで、極域磁場が同一のものになろうとしている。地球で言えば、北極のN極がS極になり、南極のS極はS極のままという異常事態だ。

 これに関連して、通常は11年の太陽サイクルが現時点では12・6年と長くなった。さらに関連して、太陽サイクルと小氷河期の関係が示されている。1650年頃から1700年代初期にかけて、マウンダー小氷河期と呼ばれた時期、太陽サイクルは14年だった。1800年前後の数十年に起きたダルトン極小期も小氷河期であり、この時期の太陽サイクルは13年だった。

 「ひので」が発見したデーターを大胆に読み込むと、極域磁場の異常と太陽サイクルの長さ(13年、14年)には因果関係があり、「地球はこれから寒冷化へと向かう」と予想できる。

 地球環境、それに人間社会のあらゆる面に影響する太陽の異変。注視すべき情報であることは間違いない。