趣味の養蜂(飼育から蜂蜜販売まで) 3.蜜源植物 ①花
3 蜜源植物
蜜と花粉は、蜜蜂の食料である。蜜蜂を飼育するならば、蜜を出す植物とその開花時期、並びに蜜の味や花粉の色についても調べ、その地域の状況を把握することが大切である。
また、近くに耕作放棄地がある場合は、ヘアリーベッチのように蜜を豊富に出し、かつ、成長が速いために雑草の繁茂を防いでくれる植物の栽培を積極的に働きかけたい。
なお、ヘアリーベッチの種を庭に播いた。その繁殖力の凄さには舌を巻いた。そして、花が次から次へと咲き、かなりの蜜蜂が訪花しているのを確認した。ただ、花を口に入れたが、ブルーベリーの花のように甘さを感じなかった。蜜蜂は、どこから蜜を採取しているのか不思議である。
栗については、栄養価が高いが、味の評価は低い。もう一つの特徴としては、1年経っても固化しないことである。ブドウ糖の含有率が低いようである。友人は、栗蜜を分離器にかけたとき、匂いの凄さに耐えられず、窓を開けたとのことである。そのくらい個性的である。蜜の販売を行うならば、栗の花が咲く前に蜜枠を引き上げるなど、採蜜のタイミングに注意が必要である。
味の評価として高いのは、坂戸市においてはアカシアである。高麗川の河川敷に繁殖している。ニセアカシアが正式な名前であるが、アカシアの名で通っている。5月の連休頃に開花し、近づくと蜜の匂いがするほどである。この蜜は、上品な香りがあり、透明度が高く、固化しにくいのも特徴である。そして、花期こそ短いが、その量は多い。アカシアが終わると、シーズンの8割は終了したかな、という感じである。そのくらい存在感が大きい。
蜜源植物については、書物では、「蜂からみた花の世界」玉川 大学名誉教授. 佐々木 正己、インターネットでは、「花を増やそう!蜜源・花粉源データベース」が参考になる。
花を見ながら、蜂を見ながら近所を散策することは楽しいものである。