長期休暇とその対応
農業には農繁期と農閑期という言葉がある。
つまり、忙しい時と暇な時が、明確に区分されている産業である。
知人の果樹農家の話。
「子供に夏休み、海水浴に連れて行けとせがまれても、
一度も希望を叶えることがことができなかった。
子供には、果樹農家を継がせたくない。」
夏期はメッチャ忙しいが、冬期は閑(ヒマ)という言葉が似合う。
だが、我が農園は野菜農家で、ビニールハウス内で苗作りも行っているため、
年間を通してそれほどの落差はない。
夏期は、除草で追われるが、一年を通して、それなりの仕事がある。
また、自分で播種の時期等をコントロールして繁閑を調整できる。
少品種大量生産の専業産農家とは違う。
6月中旬までに苗作り、定植、収穫をほぼ終えて、
1週間のバカンスを取った。
携帯電話もパソコンもない世界に。
ところが、2日目、台風4号が和歌山県に上陸し、日本を縦断したとの情報。
6月に台風が直撃するとは、まさに、想定外である。
こうなっては、まな板の鯉。
なるようになれ。
そして、1週間後に畑の野菜たちに、「ただいま」。
大きな被害もなく、安堵。
それなりの工夫をしたことが奏功したようだ。
その一つが、トウモロコシの45cm間隔2条2株植え。
通常、トウモロコシは30cm間隔の2条1株植えである。
しかし、風に弱い欠点がある。
これに対して、上記の方法は、風に強いと言われている。
それが実証出来た。
自分の能力の範囲内で、人事を尽くして天命を待つ。
あとは、ケセラセラ。