文化の日の昨日、西ノ京の唐招提寺に行ってきました。
唐招提寺は井上靖の小説「天平の甍」で描かれた鑑真和上が天平宝字3年(759年)に新田部親王旧宅に律宗の道場を開いたことに始まる。
南大門を入るとすぐ目の前に8本のエンタシスの柱がならぶ金堂があります。
この日だけ金堂に入堂して国宝の仏様を拝観できると聞いて訪れました。
金堂に入ると須弥壇には像高3メートルにおよぶ巨大な3尊と等身の守護神の梵天、帝釈天、四天王が並んでいる。
中尊は脱活乾漆造の盧遮那仏坐像で台座は蓮華座で、光背には千体(現存は864体)の化仏をつけて、広大無辺の仏の力を示す。製作時期は蓮華座から発見された貨幣「神功開宝」から8世紀後半と考えられ、鑑真和上の弟子義静が関与したと伝えられる。
向かって右の東方には現世の苦悩を救済する薬師如来立像が立つ。木心乾漆造で、表面は漆箔仕上げ。
右手は胸横に上げ、左手は下げて掌は前に向け薬壺は持たない。左掌から発見された銅銭「隆平永宝」から製作時期は796年以降とされ、造ったとされる弟子の如宝が没した815年までに完成したとされる。
西方には理想の世界に導く十一面千手観音が配されている。頭上に十面、額に一眼を加えて三眼。手は大手42本の間に小脇手(953本が現存)をいれて文字どおりの千手。像の根幹部は木心乾漆造、脇手はほとんどが木彫り。その作風から中尊からすこし遅れた8世紀末ごろの像立と考えられる。
中尊の両脇には、向かって右が梵天。左が帝釈天。
須弥壇の四隅には四天王像が配されている。
いずれも太造りのがっしりした体躯で、根幹部を一材から造り、細部に乾漆を使う造像法。
残念なことに大きな三尊に目がいって、守護神をゆっくり拝観できなかった。
「止まらずすすんでください。」と係りの人にも言われ、流れて動いてあっという間にお堂から出てしまった。
一日限りの特別公開だし、祝日だし、、、、仕方ない。![]()
後は講堂の弥勒如来坐像を拝観し境内の国宝の建物を見て周りました。
