今まではアトピー性皮膚炎の治療の療法の選択肢が少なく、
重症アトピー性皮膚炎の患者さんの治療にはかなり苦労するケースがありました
ここ近年で中等症以上のアトピー性皮膚炎の
治療には
従来のステロイド外用剤と抗ヒスタミン薬内服という治療以外にここ数年で発展していて、
15歳以上にはデュピクセントが使用できるようになり、
また、12歳以上には JAK阻害薬内服(リンヴッォク サイバインコなど)で
劇的に皮疹が改善していくのを診るようになりました
そして令和5年11月からは「デュピクセント」の小児適応の拡大となりました
なんと生後6ヶ月から成人まで全てに投与出来るようになったのです
ただし注射という投与方法のハードルの高さがあり
治療を選ぶときに小児では本人とご両親の同意や相談が必要です
これは年齢が上がるにつれて本人の意志が大きくなっていきます
デュピクセント は
2018年にアトピー性皮膚炎に対して保険適応となった注射薬で
投与開始4ヶ月後に
約80%の方が皮疹の5割改善、
約70%の方が皮疹の7割改善、
約40%の方が皮疹の9割改善しているといわれています
当院でもデュピクセント治療にて皮疹が劇的に改善した方が何人もいらっしゃいます
皮疹が改善することで、QOL(生活の質)が向上します
かゆみ・赤みに悩んでる方の希望がもてる治療だと感じています
今までの治療で不十分なアトピー性皮膚炎にお悩みの方はぜひ外来にてご相談ください☆☆
ディピクセントの特徴は↓↓
【デュピクセントの利点】
①安全性が高い
②事前検査不要
③感染のリスクの不安が少ない
【デュピクセントの欠点】
①注射が苦手な人には使いにくい
②結膜炎を生じることがある(一時的なことも)
③顔面の病変の効果がやや弱い(その個人にもよる)
④15歳以上から→これが0歳6ヶ月が可能になりました☆