今までアトピー性皮膚炎皮膚炎の治療には
保湿剤とステロイド外用剤と抗ヒスタミン剤内服
くらいしかスタンダードな治療がなく
プロトピック(タクロリムス)軟膏も効果が充分とはいえず
シクロスポリン(ネオーラル)内服も最初に使った時はとても効果がありますが
２回目以降や継続で効果は落ちてくる印象になり
ステロイドの内服は効果はありますが継続するには色々リスクもあり
やや手詰まりな印象がありました
ですが新薬がここ数年で 登場しました
リンヴォック
デュピクセントです
リンヴォックはヤヌスキナーゼ(JAK)阻害剤という種類の内服薬です
デュピクセントはIL-4/13受容体モノクローナル抗体という種類の注射剤で
二つともアトピー性皮膚炎に効果が高いのが特徴です
リンヴォックの特徴を書いてみます
[リンヴォックの利点】
①効果が早い
②12歳以上から使える(15歳までの子供医療や医療費の免除を受けている方は今までの費用でOK)
③痒みかゆみにとても効果がある
④内服薬である(注射剤ではない)
【リンヴォックの欠点】
①採血検査が必要（採血検査など）
②帯状疱疹ざ瘡などの感染症のリスクがある(とくに
15歳までの子供医療や医療費の免除を受けている方は今までの費用でOKなので
まずは始めてみるという選択肢もあると思います
アトピー性皮膚炎の薬はまだまだこれからという印象です
これからの発展を願います☆
ぜひ外来にてご相談ください☆☆
(次回はデュピクセントについて書いていく予定です)