食物アレルギーを診るのに必要!と思うこと☆ | いわつき小児科クリニックのブログ

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いわつき小児科クリニック 院長の戸塚隆太です。
お子さまや親御さん方の力になればと思い、
日頃、私が感じていることなどをお話していきたいと考えています。


4月から入園、入学で給食が始まる前に

食物アレルギーの検査や書類の季節です。

食物アレルギーの子を持つ、母親に「よりそう」上で大切だと思う事を書きます。

① 食物アレルギー検査での、個々に選べる、

血液検査は、保険内で13項目できます

できる範囲で、「母親の希望どおり」

けっして不安のないように検査をすること、

食べた事がないのに、食べにくいもの、

そば、ナッツ類など検査で陰性を確認して、

食べやすくしてあげると理想的です。

特に保育園などに入る、

乳幼児期は食べた事がないものがとても多いと思います。

また、食物アレルギー自体が、

あるかないかわからない方は

イムファースト

という20分ででる簡易検査キット

ブリックテストという皮内テストもあります。 


院内で負荷試験が出来ること


当院での食物アレルギーの『食物負荷試験』は

「症状がでるか試すための負荷」ではなく

少しでも症状なく食べられる負荷」目指しています

例えば、卵は加熱加工によってアレルギー性は低下します。

卵焼きで蕁麻疹が出てしまう人でも、

パンケーキやビスケットなら無症状の人もいます。

そして外来で食べられた物や量から、

家でどうやって食べて増やしていくか

『具体的な食事指導』を行っていきます。


昼休みも電話がつながること


(これはお昼に給食や家で食べたもので症状が起きたときの対応のためです)


職員や私がクリニックにいる間は


昼休みも含めて留守番にしないことは大切です。



④ややウチのクリニックから距離があったり

強く反応する重症のために、連携出来る病院があること。
 
クリニックの空いていない夜や、

お盆やお正月のためにも、

救急病院との連携は必要」です。


これらを気遣っていても痛い目に会うことがあるのが、

食物アレルギーだと思っています。

実際、私も、とても苦い思い出はあります。

気を引き締めて対応したいと考えています☆