「アトピー性皮膚炎にステロイド軟膏や保湿剤を使わない」
という、ごくまれな治療法があります。
もちろん良くなる人もいますし、
良くなった例も見た事があります。
ただしトラブルも経験してます。
前職は総合病院勤務でしたが、
脱ステロイド軟膏治療中に、
SSSS (ブドウ球菌熱傷様皮膚炎症候群)
になり入院になった、
そんなケースを数例は経験しています。
( もっとひどいケースも…
私にとってもトラウマなので、これ以上はひかえます…)
アトピーの脱ステロイド軟膏の治療をする場合には、
悪化した時にかかれる所、
入院できる病院と連携した方が良いと思います。
ただ、そこまで追い込まれてしまう親御さん患者さんに、
ステロイド軟膏に対して、
アトピー性皮膚炎について、
私も含め十分に時間がとれないのが、
また相談の場が少ないのも、
社会的な問題だと思います。
あとは一番に「相手の立場になれて考えてあげられているのか?」
とも思っています。
とても反省した出来事が先日がありました。
日々 心を、あらたに自分に問いかけたいと考えています。
( もちろん保湿剤や適切なステロイド軟膏の塗布が、日本皮膚科学会でも認められている標準治療法です。)
(皮膚はバリア臓器です。とても荒れている時は、皮膚感染症に気をつけてください。
SSSS 以外にも伝染性膿痂疹( とびひ )
ヘルペス感染症( カポジ水痘様発疹症)
などが大変です。)