旅の2日目 山形県鶴岡市と酒田市を廻りました

秋田駅から 羽越本線 酒田行に乗り 
秋田 5:36 → 酒田 7:34 着

鼠ヶ席行に乗り換えて
酒田 8:00 → 鶴岡 8:31 着

合計3時間の電車旅 
本を読んで過ごせばいいと思っていましたが



途中から左手にずっと雪の帽子をかぶった鳥海山がみえ 
(鳥海山がみえなくなってくると 月山がみえてくる)



右手には海面と空の境界線がおぼろげに霞む春の東北らしい車窓を楽しむ時間となりました




鶴岡駅 到着

こちらの駅はICカードに対応しておらず
現金で精算となりました

駅前には営業しているお店がなく少し歩いて



朝ごはんを食べに事前にInstagramでチェックしてあった『EN/ME』さんへ







この日の鶴岡は4月にもかかわらず 午前8時過ぎですでに24℃ほどで 見渡すと自分を含め全員半袖

お庭から吹いてくる風が心地よい




モーニング・セットもありましたが
お店に入った時 ショウケースの中から私に熱視線を送っていた ラムレーズンのスコーンとドリップ・コーヒーを頂きました

ふわりとラムの香るクリームが
しっとりめのスコーンにマッチ

お腹も心も満たされ
そのまま鶴岡公園方面へぶらぶら歩きます






日本基督教団鶴岡教会





鶴岡公園
日露戦争の戦勝を記念して植樹されたのが始まりとされる桜が現在では約720本咲き誇る『日本さくら名所百選』にも選ばれている公園






大寶館
大正4年に建てられた洋風建築物
開館当初は物産陳列場
戦後は市立図書館現在は 明治の文豪・高山儒
高山樗牛や日本のダ・ヴィンチといわれた松森胤保など、鶴岡が生んだ先人たちの偉業を讃える資料を展示
(※無料)



旧西田川郡役所



致道博物館 



旧鶴岡警察庁舎





47号線 大山街道はまさに桜花爛漫



東北公益文科大学大学院
こちらに日本三大桜があるはずとウロウロするも見つけられず
後から確認すると 酒田市にある東北公益文化大学と酒田市美術館の真ん中の広場でした






荘銀タクト鶴岡(鶴岡市文化会館)
妹島和世設計 
どこからみてもスタイリッシュなんだけど どこからみても何かが視界を邪魔する (笑) 




荘内藩校 致道館



※HP引用文
庄内藩酒井家9代忠徳が退廃した土風を刷新し藩政の振興を図るため1805年に創設した学校
1816年に駅前通りより移設 1873年の廃校に至るまで多くの人材を輩出しました




桜と鯉のぼりと雪が残る山 北国の春を感じる風景






カトリック鶴岡教会



フランス・ノルマンディー州 デリブランド修道院から寄贈された黒い聖母像

日本で黒マリア様に出会うとは思いませんでした




旧風間家住宅 丙申堂






釈迦堂



風間家よりお隣りの不動産屋さんの窓の方が
興味引かれたわ 笑 





EN/MEさんで鶴岡のお勧めをお聞きした際
【 定食 】というリクエストに対して 
3店ピックして頂いたお店の中から選んだ
『 すたんど割烹みなぐち 』さんで昼食



ランチメニューがなく 
(メニューはそこにあるといわれ夕食メニューをみながら)オーダーした 刺身定食
(確か夕飯タイムだと¥1,780くらいだったような)

赤身とイカが美味しかったぁ
ドキドキしながらお会計に臨むと
『 ¥1,000です 』

思わず えっ 千円でいいんですか
絶対 名古屋ではこのお値段でこのクオリティ無理です

ごちそうさまでした



ランチを頂いた後は
EN/MEさんお勧め鶴岡観光スポット 羽黒山神社へ

当初 時間的に無理かと予定に入れていませんでしたが、とりあえず行けるところまで行こう!とバスに乗って市内から40分程の移動



山が違づいてくると 大きな鳥居が



バス停『羽黒随神門』で下車
戻ってきた人に聞いてみると 五重塔までなら 片道10分で行って帰ってこれますよとの事でとにかく出発

随神門をくぐるとそこから月山までが神域







確かに神聖な雰囲気に圧倒される



呼ばれた気がして振り向くとこの杉






国宝 五重塔








15分くらいで『火石』に到着
次のスポットまでは少しかかりそうなので 
ここで折り返し












急遽決めた弾丸お参りでしたが、行ってよかったです
EN/MAさん ありがとうございました。




ビビットな黄色い車体が可愛い庄内交通バスに乗り 鶴岡駅に戻ります






電車の時間まで駅前の『 フルーツショップ青森屋 』さんで休憩



外観からは想像できない 映え空間



フルーツサラダをオーダーしたら20分ほど時間がかかると言われたので
フルーツ・タルトを頂きました
(1オーダー 1ドリンク制)



果物屋さんなので当然どのフルーツも瑞々しく美味しい上に カスタードクリームが絶品でした









普通電車を逃してしまったので
いなほ号に乗って鶴岡から酒田まで移動



市内循環バスと電車が時間的に連絡しておらず、あきらめて徒歩で廻る事に






マンホールの絵柄に導かれ とりあえず日和山公園と山居倉庫を目指す




Google Map の左上に29℃と出るので「鶴岡は何度だったんだろう?」とみてみると

おお 4月でこの気温はこたえる

(夜 秋田に戻りホテルでテレビをつけると 秋田市内はこの日30℃まであがったらしい)



という事でカフェeジェラート モアレさんでクールダウン
さっぱりキウィのジェラード ¥400




歩いていたら 鶴岡の青森屋さんでお勧めされた『 酒田ラーメン照月 』さん発見

残念ながら 営業が終わっておりました

さすが港町 早朝から昼下がりくらいまでの営業時間のお店が多い






山居倉庫
米どころを実感させる倉庫群
明治26年旧藩主酒井家によって建てられた米保管倉庫
朝の連ドラ「おしん」のロケ地としても有名

この欅並木は夏の高温防止

残念ながら資料館は休業中でした

山居橋からは遠く月山も臨めました




途中で寄った菊池菓子舗でお勧めされた 『山王くらぶ』





時間がないので外観のみ




旧光丘文庫
1925年本間家の蔵書を中心に地方有志家の蔵書を集め建設された酒田初の鉄筋コンクリート建造物
文化の殿堂としての役目を果たした後は昭和57年まで市立図書館として利用されその後資料は現図書館に移設
内部見学は不可










旧白崎病院
酒田市指定有形文化財
1919年 外科医・白崎重治氏の医院として本町通りに建設
設計は重治氏の息子 白崎敬之助氏
市内唯一の洋風建築を1980年 文化財としてここの移設
保存も良くデザインも優れている




日和山公園
お花見の家族連れで大混雑のため ここまで
駅方向に戻ります







このるんるんバス 歩いているとたまに見かけましたが 自分の乗りたい方向に走っていることはなく 乗らずじまいでした 残念



木造六角灯台まで行けなかったので こちらで我慢 
車が多い道路で歩いていると時々みかけたポラード




交流拠点施設ミライニ
図書館と観光案内が入った公共施設



酒田駅
ここも ICカードが使えないので切符を買います





予定外の羽黒山に行った為 酒田では駆け足(←気分)での街あるきでしたが 短時間ながら歴史や風土を肌で感じる事が出来て 心に残る旅となりました





酒田市では食事する時間がなかったので
お土産をいくつか記念にペタリ

中町木村屋さんの古鏡 珈琲庵 日和



(写真右2つ)
菊池菓子舗さんのコーヒーパウンドとりんごたると
お店の方 めちゃ優しかった
(写真撮り忘れた『南国』も美味しかったです)







本数少ないけど ギリギリで飛び乗ってくる学生さんもいて 乗り遅れたらどうするんだろうと不要な心配をしてしまうタイムテーブル




帰りは特急いなほで秋田へ








時間はかかりましたが 往きの各駅停車の方が 景色を堪能できて それはそれでよかったです

特急ではあっという間に過ぎ去っていく風景でしたが私にとっては非日常の格別な景色なので 飽きることなく秋田までずっと車窓からの東北の春を眺めていました 



秋田駅 到着

明日は最終日 角館へ向かいます