スペイン大使館 「ホセ・マリア・シシリア 福島・冬の花」展 | NPO法人岩手未来機構のブログ

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東日本大震災から3年目の3月11日、スペイン大使館 「ホセ・マリア・シシリア 福島・冬の花」展にご招待いただきました。オープニングでは、ミゲル・アンヘル・ナバーロ・ポルテラ スペイン大使とホセマリアさんのご挨拶があり、石原伸晃環境大臣、河野太郎議員、写真家の関口照生氏のお姿も見受けられました。



昨年、日本スペイン交流400周年の一環として福島県立美術館で開催された同名の展覧会の中から主要な作品が展示された会場では、作品をご覧になり涙を流されている方もあり、震災後何度も被災地を訪ね、そこで何が起こり、また起こっているのかを調査し、その解釈そして理解を試みたホセマリアさんの福島の方々、東北へ思いを改めて感じることができました。私たちがお手伝いさせていただいたワークショップで子どもたちがホセマリアさんと一緒に制作した数々の作品に再会できたことも嬉しく、子どもたちと過ごした時間がつい昨日のことのように思い出されました。



スペイン大使館の真っ白い廊下は別世界でワクワクしながら入って行くと、ホセマリアさんはいつものような笑顔で迎えて下さいました。心あたたまるご接待を受け、緊張もやわらぎ和気あいあいと談笑しながら楽しいひとときを過ごし、その後ホセマリアさんとスペイン国営企業・AC/Eのコーディネーターのモニク・ランビエさんをお招きしての食事会では、 ローフードの直さんや漫画家の方たちとこちらも楽しい時間でした。





東京駅から宿泊先のホテルに着いて間もなく震災発生時刻を迎えると、スタッフやロビーにいた方々が一緒に黙祷を捧げ、みんなの思いが一つになった光景に胸がいっぱいになりました。



震災から3年が経ちましたが、復興はまだまだこれからです。今回、この辛く悲しい出来事を東北を忘れずに今も動いてくださる方々にお会いできたことで新たな力をいただきました。私たちも皆さんとともに、これからも復興へ向けて出来る限りの活動を続けて行きたいと思います。





最後に遠くスペインから何度も来日され創作活動を続けていらっしゃるホセマリアさん、コーディネーターとして様々なことにお力添えくださっているモニク・ランビエさん、そしてスペイン政府の方々に改めまして心より感謝申し上げます。







阿部圭子 山上美之 多田香織