秋の気配を感じる今日この頃。
食欲の秋、読書の秋、それぞれに色々な秋を感じている事と思います。
今日は芸術の秋のご紹介です。
10月3日(木)、福島県立美術館にて「ホセ・マリア・シシリア 福島・冬の花」展の開会式が行われました。
日本スペイン交流400周年の一環であり、スペイン国のマリアノ・ラホイ氏もいらしてスピーチされました。
ホセ・マリア氏は東日本大震災以降、福島と岩手を何度も訪れ、被災地の子供達とワークショップを行なってきたスペインを代表する芸術家です。
氏は、津波発生時に大洋で記録された音声データや避難放送のメッセージ、鳥の音声などを解析することで、様々なオブジェ、インスタレーションなどの作品を生み出しました。
中でも、「音声データ」を形にしたオブジェには胸が熱なりました。
それは、自らの危険を顧みず南三陸町の住民に避難警報を発しながら亡くなられた遠藤未希さんの音声データでした。
そして、一人で大きなプロジェクトに取り組んできたホセ・マリア氏のその姿にただただ感動させられた次第です。
これらの展示を、多くの皆様に目にして頂きたいと願います。
ホセ・マリア・シシリア 福島・冬の花
2013.10.4(FRI)~12.1(SUN)
www.art-museum.fks.ed.jp/menu_j.html
百合 柏葉