●前回の話 インターネットが使えない【1】
【10月11日】続き
事前にマンション管理室からMDFの鍵を借りて、BOXを開けて準備していたが、それには目もくれず、犬TTのおっさん2人は、まず自宅内の電話モジュラー端子を外して、長い通線ワイヤーを入れて、あーだ、こーだ言っている。
そして…彼らは衝撃の発言をした。
犬A「工事できません!」
「ど、どーゆー事ですか?」
犬A「電話用の配管が無いから、ケーブルが途中で止まって最後まで入らない」
うちのマンションは築30年超えの築古、光はもちろんADSLも無かった時代に建てられた。その当時、ネットする唯一の方法は「ダイアルアップ接続」と言って、固定電話からプロバーダーにモデムで接続していた時代、集合住宅の電話専用配管がないとしても不思議じゃない(おそらく壁内部で電話ケーブルを直接ステップルで止めてるんだと思う)
すると…
犬B「そう言えば、このマンション、前回工事した3Fの部屋も同じように線が通らんかった」
はよ、言えよ~
工事来る前に言え!
だが、私は、そーゆー場合もあると予想していた
所有している築古物件に同様の例があったので、もしもの場合に備えて、その対処方法は考えていた
犬TTに言った。
「VDSLという方法あるでしょ」
VDSLというのは、マンションのMDFまでは光ケーブルだが、各部屋には既存の電話ケーブルを使ってインターネットする。工事は超簡単(部屋の配線工事しないから)、デメリットは速度が100M規制になる事だ(契約したのはその10倍の1G)
速度は、1Gあっても宝の持ち腐れだし、100Mで全然OK、なんせ今までは12Mだったんだから
犬A「はい、VDSLで良ければ工事は可能です」
「じゃ、それでお願いします」
しかし耳を疑うよーな事をおっさんは言う…
犬A「今日はできません」
えええぇー
「何で?」
犬A「会社からVDSL工事の指示を受けてないから」
「会社に電話して、工事内容の変更を言えばいいんじゃないの?」
犬A「できません」
「何で?」
犬A「実は俺ら、犬TTの下請け業者で、NTTからの指示はあくまで光ケーブル工事であって、それ以外の事は指示されていない。だから工事内容変更するなら、いったん会社に戻って現状報告して、それがNTTに伝わって、その後エキサイトに連絡行って、エキサイトが工事変更の許可を出したら、VDSL工事は可能ですけど」
「つまり、今日の工事は?」
犬A「中止です」
「困る、困る、めっち困るんだけど…もう10日もネットが使えなくてもう限界!」
犬A「そー言われてもねぇ…」
コイツらは典型的なリーマン、私が普段接してる入居者や不動産屋と違って、相手の立場を考慮して何とかしてやろうとか、そんな人間的な感情は無い、上からの指示にただ黙って従う企業の歯車。相手がどんなに困ろうが自分には関係ない。
…色々食い下がったが、結局工事は中止になった
楽しみにしていただけに落胆はめちゃめちゃ大きい…
悲しみと怒りが入り混じって泣きそうになった
しかし、それでも前に進まなければいけない。
とりあえず、依頼したプロバイダーのエキ〇イトに電話した。
すると、まともや…
波乱が起こった!
…続く
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