●前回の話 気になる物件【その8】
【FINAL】
内見が終わって、AKB不動産に鍵を返しに行った。
じじぃ「検討して買う気になったら連絡下さい」
「検討は不要、もう答えは出てます」
じじぃ「えっ」♪
見る見るじじぃは笑顔になる
「価格さえ折り合い付いたら買います」
見る見るじじぃの顔が般若のよーになる
じじぃ「あんた、もしかしたら…指値しようと思ってるのか!」
「え、ええ、まぁ…」
じじぃ「断る!」
えええぇー
じじぃ「値切る奴なんかには売らん、帰れ!」
何この態度
そもそも、まだ金額も言ってないのに…
正直、この段階で買うのをあきらめた…こんな奴が仲介に入る以上まともな取引はできない。
だが、この奇血外じいさんにやられっぱなしで、このまま終わるのは納得できない。
正攻法で攻めてみる
「お宅は仲介の不動産屋ですよね?
だったら、買い希望者の指値を聞いて、それを売主に伝えるのが筋じゃないですか? 仲介業者の一存で破談にするのはおかしい。値段を聞いて売るか売らないか判断するのは売主さんのはず」
しかし…
じじぃの反撃
「ワシは売主から全て一任させている。だからのワシの意思は売主の意思。ワシが気に入らん相手には売らん」
番組の途中ですがお知らせします…現在不動産を売却しようと思ってる人に忠告です。
不動産会社は適当に選んじゃダメ。こんな風に売主の利益に反して売買の妨害する奴もいます。少なくとも専任にするなら不動産会社は慎重に選びましょう。
…この後もじじぃとバトルを続けた。
何がこのじいさんを狂気へと導いてるのか知らないが、こちらが正論を吐いても昭和の頑固じじぃには通用しない。
だが私はチャンスを待っていた。
じじぃは金額を聞かず私の指し値を拒否したが、もし聞けばボンバーを落とせる
…そして、チャンスは訪れた♪
じじぃ「あんたいったい、いくらで買うつもりだった?」
家の売値は325万円。
「324万円」
じじぃ「えええぇー
値引き、たった1万円か?」
「ハイ、そーです」
ウソ~♪ ホントは100~200マソ、状況に応じて臨機応変に言うつもりだった
「でも指値する奴には売らん…とおっしゃるから帰ります、さいなら~」
ドアを閉める直前にじじぃの顔を見た。
何とも言えない表情をしていた
ちなみにこの話は約3ケ月前ですが、この物件は今でも売れずに残っています
ま、田舎で駐車場なしでは、普通誰も買わんわw(私以外は)
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