●前回の話 お騒がせ事件簿 オバちゃんは見た!…15【前編】
隣人「Oさんがアパート出て行く理由はね…
えこひいき」
「どーゆー事でしょうか?」
隣人「Oさんの隣の部屋に若い女性いるよネ」
「はい、いますが…」
隣人「大家さん、その人にインターネット引く手配してあげたでしょ」
「手配って、NTTに電話しただけですが…」
隣人「Oさんが言うには、大家さんは若い女にだけ親切にして、自分を無視する…って言うの」
えええぇー
「誤解です、そもそも、Oさん今どきガラケーでパソコンも持って無いし、ネット環境は必要ないでしょ」
隣人「そんな事は問題じゃないの!」
じゅうぶん問題だと思いますが…
隣人「若い女性と自分が差別されてる…と思ってる訳よ」
またか…
解説しよう、Oさんは心の病を患っている。病的な神経質と被害妄想だ。
雑草1本でジャングルになる~水栓のわずかな水のにじみで床上浸水になる~
この人は本気でそう思ってる。
車のセルモーターの異音をチェーンソーで動物を切り刻んでると騒いで大騒動になった事もある。
そんな人だからこそ、この退去理由は分からなくもない。だが、こちらも商売だから、しょーもない勘違いで出て行かれたら困る。
心の病を除けば、この人は家賃滞納が無い優良入居者なのだ。
●後日、Oさんともういちど話し合いをした。
隣のネット工事の件、誤解だと説明すると…
O「誰に聞いたの?プロパンガス屋さんでしょ?」
ガス屋にも言ってたんかい
「ちがいます」
O「じゃ、すじ向かいの家の奥さん?」
おめーいったい何人に言いふらしてるんじゃい
「とにかく退去は考え直してくれませんか?」
O「ダメよ、もう次のとこ決めちゃったんだから」
えええぇー
それなら仕方ない、残念だが、さよならだ。
O「だけど、私のあとにこの部屋借りたいという人いるから紹介するネ」
「マジっすか♪」
ところが、Oさんが紹介した人は、とんでもない人物だった…
大事件が引き起こされる事になる(現在進行形)…
●この話はこれで終わる。
諸事情により、今はまだ、この話の続きは書けない。
もしかしたら…ほとぼりが冷めた頃、書くかもしれない
完
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