●前回の話 ヤバイ奴…その4
すったもんだしたが、2019年10月20日、Tと正式に契約、入居となった。
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とたん、Tは勤めていた会社を退職した。
退職とは聞えがいいが、どーも、クビになったらしい
そして、退職後もその会社と金銭トラブルがあって、めちゃくちゃ揉めていた。
その金銭トラブルとは…
Tは私に手帳を見せた。
鉛筆で数字が書いてある
1354000
T「これ何の数字か分かる?」
「分かりません」
T「俺がもらえる未払いの残業代」
「はぁ?」
135万4千円か…
もしも事実なら私の心配はかなり減るが…
Tの言い分は、今までずっと貯まりに貯まった残業代が未払いのまま退職したので、労働基準監督署に直訴した。だから、労働基準監督署から会社に、「未払い分を払え」と指導してもらえるから大丈夫♪…と喜んでいる。
コイツ、50代半ばのくせに、ホント、世間知らずのアホだ
行政からの忠告を真面目に聞くのは大企業くらいで、中小企業以下の会社に「退社した社員にゼニ払ってやれ」と言っても、「はい分かりました」と言うはずがない。
まして、Tの会社は、タイムカードも勤務表も無い零細企業で、未払い金の唯一の証拠が「もらってないと言い張る奴が自分で手帳に書いた数字のみ」
賭けてもいい!
絶対もらえん!
だが今や、大人の対応ができるよーになった磐田の大家
「もらえたらいいですね~、お金入ったら家賃払って下さいネ」
T「おう、10月末には振り込むから」
ま、コイツにゼニ入ろうが入るまいが、どっちでもいい事。どーせ家賃は保証会社Fから貰うからネ
そして10月31日 15:00
通帳記帳したが、案の定、奴からの振込は無し
保証会社Fに立替請求できるのは、月が変わってからなので今日はガマン
翌日(11月1日)にアパートに用事あって行ったら、奴に会った。
「家賃入ってませんが」
T「あと10日だけ待ってくれ、必ず払う」
「そー言われましてもねぇ…」
一応、困ったポーズはしておく
T「絶対に払う!
ちゃんとアテがあるんだ
絶対絶対絶対、払う!」
ヤツの熱気に負けたからじゃない。
保証会社Fと正式契約日は10月30日。
たった2日で家賃の立替請求するのは、Fに対して体裁が悪いから、10日くらい間をあけてもいいかな…そー思った。
「じゃ、あと10日だけ待ちます」
T「おう、待っててくれ、必ず払うから」
家賃払えんくせに態度でかい
人に迷惑掛けてるとは、さらさら思っていない…
そして、10日後の11月11日
とんでもない事件が起こった
…続く
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