お騒がせ事件簿【異国の住人編】…その47
お騒がせ事件簿【異国の住人編】…その48
ブッチャー騒動…3【追跡】
何だ、この平仮名? 人の名前か? 暗号か?
そこでこの平仮名をGoogleで検索すると、
ある会社(以後Tと称する)のホームページが出てきた。
なるほど、Tは勤務先の会社名か
何で勤務先欄に書かんのじゃ
会社Tの電話番号はホームページよりGET♪
さっそく電話する。
「もしもし、こちらA企画(私の屋号)ですが、Pさんいらっしゃいますか?」
受付「はい、いますが…」
ビンゴだ!
「電話、取り次いでもらえますか?」
受付「確認しますが…ホントにPに…ですか?」
ん? ナニ? この何か含んだモノの言い方?
「はい、そうですが何か問題でも」
受付「失礼ですが、どのようなご用件ですか?」
この受付係は中年のおばさんだ。
黙って電話の取次ぎだけすりゃいいものを
仕事熱心なのか、好奇心旺盛なのか、
それとも何か事情があるのか分らないが
どうもこちらを不審がっているようだ。
ここで対応を誤るとPに取り次いでもらえないような気がする。
しかしこのおばさんが好奇心持ってるならそれを利用できるかもしれない。
「えーと、カネがからむ非常にややこしい話なので…」、と前置きし
しばらく間をあけて
「…やっぱりこれ以上は、Pさん本人にしか言えません」
おばさんの好奇心をあおりつつ、ヤバさを言えない事で強調する
受付「本人と代わりますのでしばらくお待ち下さい」
1分くらい保留音の後…
受付「Pは勤務に入ったので、今は電話に出れません」
勤務に入った?どーゆー事?
よく分からないが、これ以上の追求はやめた方が良さそうだ。
「それでは連絡して下さいとお伝え下さい」
自分の携帯番号を教えて電話を切った。
さぁこれで、Pにヤバイ筋から電話が来た、と社内じゅうの噂になる。
待っていたがその日、Pからの連絡は無かった
それから1週間経ったが、Pから電話は掛かって来ない
あの受付のおばはんは、スピーカーじゃなかったのか
月が替わり4月初め。
私の携帯に見知らぬ番号から着信があってすぐ切れた。
ワン切りだ。
掛けて直してみる。
「もしもし今電話もらったようですが」
謎の女「Tに電話して来たのは、あなたですか?」
まるでアニメの声優のような若くてきれいな女性の声
年齢は20代半ばくらいと推測。
「はいそうですが、あなたは、どちら様ですか?」
謎の女「私は…」
えええぇーーー
今世紀最大級に驚いた!
…続く
次回予告
ブッチャーはどこに消えた?Tの受付係が含みを持った言い方をしたのはなぜ?
謎の女は、いったい誰?
次回、全ての謎が解き明かされる。乞うご期待
…多分あなたの予想は外れる
人気ブログランキング