岩惣若女将の 『OLのち主婦 ときどき若女将』 -3ページ目

ニート的生活


  旅館での仕事は天職だっ!
  と信じて疑わなかったけれど、

  もしかしたら「専業主婦」という
  免罪符に守られたニート生活の方が、
  自分には合っているのかもしれない。

  社会復帰が、まるで蜃気楼のように
  不確かなものへとなってゆく。

  *****

  ニート生活を維持するため、
  極力暖をとらないようにしている。
  
  ニートが光熱費を増やしてはいけない
  という、ニートなりの気配りである。

  故に、ストーブやエアコンをつける際は、
  「ニートが偉そうにすみません。」
  と、私の心は申し訳なさでいっぱいだ。
  

  

おばんです〜。


  出身地を訪ねられたので
  「福島です。」と答えたら、

  「やっぱり~。話し方が!」
  と返されてしまいました。

  訛ってたんでしょうかねぇ。

  まぁ、気を抜くと「んだ!」
  と相づちを打ってしまう私です。

  100歩譲ってもらったとしても、
  訛っていたんでしょうなぁ。


ごちそうだー!


  お義父さんお義母さんんから
  クリスマスプレゼントにお肉を頂いた。

  時同じくして、実家の両親からは
  お歳暮にとカニが届いた。

  食いしん坊の私にとっては、
  まさに両手に花のハーレム状態。

  ありがとうございます!
  大事においしく頂きます!

  ただ気がかりな事が一つ。

  普段見慣れないごちそうを前に
  私はちゃんと調理ができるのだろうか。

  ごちそうだ~♪ごちそうだ~♪
  と浮かれて焦がしたり。

  ごちそうだから!ごちそうだから!
  と慎重になって賞味期限を切らしたり。

  何かしてしまいそうな気がしてならない。
 

顔面運動


  ここ最近マジメに取組んでいる顔面運動。

  それをあまりに積極的に行ったせいで
  無意識のうちに行っている事がある。

  断っておくが、運動中の顔は酷い。

  なにしろ顔面の筋肉を使うのだ。
  とても人様にお見せできるものではない。

  それなのに無意識のうちに行っているのだから、
  私の心配と恐怖は計り知れない。

  私が人がいる所でそれをやりだしたら
  そっと警告してくれる。

  そんな気の利いたアプリはないだろうか。


カオルコさん


  先日ヒグラシカオルコさんという
  素敵なお名前の女性に出会った。

  ヒグラシだけでも風情があるのに
  さらにカオルコをもってくるとは。

  私もそんなグレイスフルな名前だったら、
  もう少し落ちついた女性になっていたはず。

  むしろ多少の粗相はあっても、
  その名前が楯となって品位は損なわれまい。

  「カオルコさん、それは逆ですよ。」

  
$岩惣若女将の 『OLのち主婦 ときどき若女将』

  「あらいやだ、カオルコったら。おほほほほ」

  失敗したってあくまでグレイスフルな
  カオルコさんがうらやましい。