あまりにもお天気が良いので、乳母車に孫を乗せお散歩。

生憎、対面式ではない乳母車なので、孫の表情が見えない。


楽しんでいるだろうか?

心配になり、時折車を止め、顔を覗いてみる。


楽しいのかそうでもないのか、良くわからない表情をしている。

さて、どうしたものか。


ふと、道ばたにタンポポの花を見つけた。

そう言えば、数日前にひたち海浜公園に出かけた折、手にした草花を後生大事に持っていたっけ。

きっとこの子は花が好きなんだわ。


タンポポを一輪手折り、持たせてみた。

心なしか嬉しそう。


暫く歩いた後で、再び孫の様子を見てみた。

すると、握っているのは、もはや茎だけ。

花びらはそこら中にばらまいた後だった。


花が好きな優しい子。

それはバーバの欲目に過ぎなかった。


あるいは、花占いでもしていたのかな?