数ヶ月前、主人の膝に痛みがきた。


さあ、こんな時こそ妻の出番。


すぐに通販から栄養機能食品を取り寄せた。


到着を今や遅しと待ちわびて、早速飲んでもらう。


翌日から、


「どう?治った?まだ?痛みは?」


そんな矢のような質問に、


「うん、心なしか痛みが和らいできたような気がする。」


その返事に気をよくし、毎月定期的に配達してもらう契約を結んだ。


それから毎日真面目に飲んでいる様子であった。


ところが最近、


「iwasomamiも飲めば?」


と言い出すようになった。


「いや、大丈夫、私はそれほど痛まないし。」


それほど安い物じゃないし、夫の膝がこれ以上痛まないで欲しいとの妻心である。


だが、今朝きっぱりと言い渡された。


「アレは用途が違うと思う。買ってくれたのはヒアルロン酸で、どちらかと言えば美容に良く、膝にはグルコサミンだと思う。」


その時丁度来ていた主人の友人、主人を見て、


「肌が綺麗になったよね。」


主人が言った感想、「心なしか痛みが和らいできたような気がする。」


今思えば、それを聞いた時に気づくべきだった。


『心なしか』も、「『やわらいできたような』も、そして『気がする』も、全て「あまり効いていない」の意味だったのではないか。


せっかく投資したのだから、これから私が飲みます。


いつか、誰かに、


「心なしか肌が綺麗になったような気がする。」


以上の褒め言葉を言ってもらえるまで。