相変わらず、胃の調子がおもわしくない。
元はと言えば、大好きな焼き魚を食べ過ぎたせいだとわかっている。
その焼き魚とは、
170キログラムもある大きなカジキマグロ。
縁があって我が家にやってきた。
そのマグロの胸びれのところ。
一口に胸びれのところとは言え、元が大きなマグロなだけに、その量たるや大変なもので、それを3人で食べた。
そこが大好物だと言うことを、ほかの2人にあまりにも強くアピールしたせいか、その脂身というかコラーゲンというか、一番おいしいところのほとんどを私が食べた。
その結果、こうなってしまったわけで、偏に私の食い意地がはっていたのが原因。
それ以来、魚の臭い、姿、果てはそれを思い描いただけで気持ちが悪い。
そんな私を気遣って、主人がうどんを用意してくれた。
ところがそこには大量の豚肉が、臭いをぷんぷんさせて入っていた。
ああ、だめ、この手のものを食するほどにはまだ私の頭の記憶が薄れてはいない。
昼食を抜く。
やがて夕方になり、さすがにお腹が減ってきた。
そんな時、私の頭をよぎったものは、おはぎ。
未だかつて、一番食べたい食物がおはぎだったことなど無いのに、なぜかおはぎが食べたいと思った。
まるでつわりのようだ。
そんなおはぎが、ちょうどタイミング良くあるわけもなく、ありあわせのものでお茶を濁す。
そうやって誤魔化された胃であるが、なんとか回復に向かいそうな兆しが見えてきた。
大好きな魚。
これからも勿論食べてゆくことだろうと思うが、ゆめゆめ食べ過ぎないようにしたい。
皆さん、あまりにも大きな魚の胸びれにはくれぐれも注意してくださいね。