鑑賞日は異なりますが、いずれも伏見ミリオン座で鑑賞の“力作”の新作映画2本です。1本目の映画『教皇選挙』は、第97回アカデミー賞では8部門でノミネートされ、見事脚色賞を受賞した作品。『ぼくらの家路』『西部戦線異状なし』のエドワード・ベルガー監督が、ローマ教皇選挙の舞台裏と内幕をミステリー仕立てで描写しています。
 

2本目の映画『TATAMI』は、イスラエル出身の映画監督ガイ・ナッティヴと、『聖地には蜘蛛が巣を張る』で第75回カンヌ国際映画祭女優賞を受賞したイラン出身の俳優ザーラ・アミールが共同でメガホンを取り、実話をベースに描いた社会派ドラマ。劇場は伏見ミリオン座(シニア会員1,200円と、10ポイント獲得の無料鑑賞)。グッド!

 

教皇選挙

『教皇選挙』公式サイト

 

以下は映画『教皇選挙』公式サイトに記載の紹介ストーリーです。

 

全世界に14億人以上の信徒を有するキリスト教最大の教派、カトリック教会。その最高指導者にしてバチカン市国の元首であるローマ教皇が、死去した。悲しみに暮れる暇もなく、ローレンス枢機卿(レイフ・ファインズ)は新教皇を決める教皇選挙<コンクラーベ>を執り仕切ることに。あせる


世界各国から100人を超える強力な候補者たちが集まり、システィーナ礼拝堂の扉の向こうで極秘の投票が始まった。票が割れるなか、水面下で蠢く陰謀、差別、スキャンダルの数々にローレンスの苦悩は深まっていく。そして新教皇誕生を目前に、厳戒態勢下のバチカンを揺るがす大事件が勃発するのだった……。

 

教皇選挙 教皇選挙

 

全世界14億人以上の信徒を誇るキリスト教最大の教派・カトリック教会。その最高指導者で、バチカン市国の元首であるローマ教皇が亡くなった。新教皇を決めるための教皇選挙「コンクラーベ」に世界中から100人を超える候補者たちが集まり、システィーナ礼拝堂の閉ざされた扉の向こうで極秘の投票がスタートすることになる。パンチ!

 

新教皇の決定に至るまでには、細かく票が割れていて組織的な支援が大きく左右する様子があります。水面下では様々な陰謀、差別、スキャンダルがうごめいていくことになる。選挙を執り仕切ることになったローレンス枢機卿は、公平な選挙な執行を目指しますが、枢機卿自身への支持が高まることなどもなり、選挙の行方は不透明…。

 

ローマ教皇の死去に伴って行われることとなった教皇選出の選挙<コンクラーベ>の舞台裏を、ローレンス枢機卿の視点を軸にして描いています。教皇の立場に欲のなかったはずのローレンスの気持ちの揺れなど、かなり面白かったです。終盤の展開はさらに予測を越えるもので、本編の“脚色”の評価を高めているように思います。パー

 

(2024年、監督/エドワード・ベルガー、脚本/ピーター・ストローハン、原作/ロバート・ハリス、撮影/ステファーヌ・フォンテーヌ、美術/スージー・デイビス)

教皇選挙

 

 

 

                                  

 

TATAMI

『TATAMI』公式サイト

 

以下は映画『TATAMI』公式サイトに記載の紹介ストーリーです。

 

ジョージアの首都トビリシで開催中の女子世界柔道選手権。イラン代表のレイラ・ホセイニと監督のマルヤム・ガンバリは、順調に勝ち進んでいくが、金メダルを目前に政府から敵対国であるイスラエルとの対戦を避けるため、棄権を命じられる。パンチ!

 

自分自身と人質に取られた家族にも危険が及ぶ中、怪我を装って政府に服従するか、自由と尊厳のために戦い続けるか、レイラは人生最大の決断を迫られる……。

 

TATAMI TATAMI

 

ジョージアの首都トビリシで女子世界柔道選手権が開催されているという設定の作品です。イラン代表選手のレイラ・ホセイニ(アリエンヌ・マンディ)とコーチのマルヤム・ガンバリ(ザーラ・アミール)は順調に勝ち進み、母国イランのテヘランでは夫や幼い息子をはじめ家族や仲間が集まり、生中継での放送もなされています。目

 

順調に勝ち進むレイラですが、メダルの獲得を目前にして突如政府から棄権を命じられることに。このまま彼女が勝ち進めば、決勝でイスラエルの選手と戦う可能性が出てくる。イランにとってイスラエルは激しい敵対国であり、同等の立場で試合のカードを組ませるわけにはいかないのです。その国の方針に抗う2人の女性の物語です。

 

モノクロ映像で全編描写されている映画で、臨場感のある柔道の試合シーンのカメラワークや音声には感心するものがありました。2019年の日本武道館の世界柔道選手権で実際に起こった事件をベースに映画化しているとのことですが、それらしい雰囲気は感じられません。日本の女子の柔道選手の登場シーンもなく“なぜ?”です。パー

 

(2023年、監督・脚本/ガイ・ナッティヴ、監督/ザーラ・アミール、脚本/エルハム・エルファニ、撮影/トッド・マーティン、編集/ユバル・オア)

TATAMI

 


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