6月前半にミッドランドスクエアシネマで見た2本の映画ですが、どちらも面白い作品でした。1本目の映画『チャレンジャーズ』は、『君の名前で僕を呼んで』『ボーンズ アンド オール』のルカ・グァダニーノ監督がゼンデイヤを主演に据えて、彼女の虜になった親友同士のテニス選手の10年以上にわたる確執のドラマを展開します。

2本目の映画『ハロルド・フライのまさかの旅立ち』は、イギリスの作家レイチェル・ジョイスによる小説を、『アイリス』のオスカー俳優ジム・ブロードベント主演で映画化した作品。ミッドランドスクエアシネマ1・2(シニア当日1,300円×2)。グッド!
 

チャレンジャーズ

『チャレンジャーズ』公式サイト

 

以下は映画『チャレンジャーズ』公式サイトに記載の紹介ストーリーです。

 

人気と実力を兼ね備えたタシ・ダンカン(ゼンデイヤ)は、絶対的な存在としてテニス界で大きな注目を集めていた。しかし、試合中の大怪我で、突如、選手生命が断たれてしまう――。爆弾

 

選手としての未来を失ってしまったタシだったが、新たな生きがいを見出す。それは、彼女に惹かれ、虜となった親友同士の2人の男子テニスプレイヤーを愛すること。だが、その“愛”は、10年以上の長きに渡る彼女にとっての新たな<ゲーム>だった。はたして、彼女がたどり着く結末とは――。

 

チャレンジャーズ

 

女子テニス選手のタシは確かな実力と華やかな容姿でトッププレイヤーとして活躍していたが、試合中の怪我により選手生命を絶たれてしまう。選手としての未来を失ってしまった彼女は、自分に好意を寄せる親友同士の若き男子テニス選手2人の愛情と能力を天秤にかけるような行動をとる。それは彼女にとっての“ゲーム”ともいえます。

 

出会ってまもなく恋人関係になったのがパトリック(ジョシュ・オコナー)。野性味に溢れたプレーは天才的ですが、10年以上の時を経て、現在はツアーを転戦するお金にも困る有様です。一方、現在トッププレイヤーとなっているアート(マイク・ファイスト)は、テニスにおいても私生活においてもタシが重要なパートナーです。

 

映画は、そのような2人がツアー戦の決勝戦で久しぶりに対戦する。テニスを題材にしたスポーツ・ドラマとして見ごたえもありましたが、恋愛ドラマの“鉄板”ともいうべき「男2+女1」の三角関係のドラマとしても、大いに見ごたえがありました。パー

 

(2024年、監督/ルカ・グァダニーノ、脚本/ジャスティン・クリツケス、撮影/サヨムプー・ムックディプローム、衣装/ジョナサン・アンダーソン)

チャレンジャーズ

 

 

 

                                  

 

ハロルド・フライのまさかの旅立ち

『ハロルド・フライのまさかの旅たち』公式サイト

 

以下は映画『ハロルド・フライのまさかの旅立ち』公式サイトに記載の紹介ストーリー(一部)です。

 

定年退職し、妻のモーリーンと平凡な生活を送るハロルド・フライ。ある日、北の果てから思いがけない手紙が届く。差出人はかつてビール工場で一緒に働いていた同僚クイーニーで、ホスピスに入院中の彼女の命はもうすぐ尽きるという。叫び

 

ハロルドは返事を出そうと家を出るが、途中で心を変える。彼にはクイーニーにどうしても会って伝えたい“ある想い”があった。ホスピスに電話をかけたハロルドは「私が歩く限りは、生き続けてくれ」と伝言し、手ぶらのまま歩き始める。――

 

ハロルド・フライのまさかの旅立ち

 

近所のポストから返事を出そうと家を出るハロルドだったが、途中で考えを変えることになる“出会い”があり、800キロ離れた場所にいるクイーニーのもとを目指してそのまま手ぶらで歩き始める。イギリス国内の南端から最北に近い土地への徒歩での旅ですが、なぜかハロルドはヒッチハイクも許さぬ徒歩での旅を自らに課します。

 

やがて彼の無謀な試みは、道中で出会った人々からの発信もあってSNS上でも大きな話題となっていく。中には、彼の旅の同行をしたいと申し出てくる若者がいて、その同行者の輪は広がっていくのです…。自宅に残された奥さんはつらいですよね。

 

「私が歩く限りは、生き続けてくれ」のメッセージを伝え、同行者たちを振り切るようにして旅を続けるハロルド。終盤の展開は、かつての同僚女性にどうしても伝えたい“ある想い”が明らかになると共に、長年連れ添った家人との“和解”になります。パー

 

(2022年、監督/ヘティ・マクドナルド、脚本・原作/レイチェル・ジョイス、撮影/ケイト・マッカラ、美術/クリスティーナ・ムーア、音楽/アイラン・エシュケリ)

ハロルド・フライのまさかの旅立ち

 


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