4月末で会社勤めを完全に“卒業”し、5月からは夢だった“サンデー毎日”の日々です。とはいえ毎日自宅でゴロゴロしていては、家人から即座に“粗大ゴミ”との扱いを受けかねません…。5月からの外出は、従来の映画館通いのほか、お城めぐりや「さわやかウォーキング」への参加など、JR東海のプロモーションに乗せられています(笑)

 

6月9日に企画されていた「さわやかウォーキング」の1コースに浜松駅周辺というのがありました。以前より浜松に“プチ遠征”したかった私は、「ウォーキング」参加を利用し、たっぷり一日浜松で過ごしました。午前中にウォーキングを終了し、午後の行動は以下の通り(シネマイーラの上映作・時間、施設場所など下調べも綿密に)。目

 浜松城 見学 → シネマイーラ(『無名』鑑賞) → 木下恵介記念館 見学

 

 

 

浜松城は「御城印」をゲットするのが目的で、軽い見学で済ませました。そしてシネマイーラですが、この映画館はブロガーの映画時光さんがアップしていた記事で知り、いずれは訪れたかった劇場です。ちょうど名古屋や岐阜で見逃した映画『無名』を上映していましたから、この上映時間に合わせて午後の行動予定を組みました。

 

 

 

初めて劇場鑑賞のシネマイーラですが、ロビーの映画関係本の配置などミニシアター的な趣ですが、場内の段差のない緩やかな傾斜や、ゆったりとした丈の高いソファー状の椅子など素晴らしい環境です。名古屋のミニシアターの狭くて固い椅子で、映画鑑賞は“苦行”であると達観する私は、この劇場では寝てしまうな…と思った次第。

 

そして、最後に訪れたのが木下恵介記念館。文化財としても価値のある建物で、その人生や映画監督としての関連の品々が展示されていましたが、予想していたよりも展示スペースが狭く、展示品も少なかったという印象。日曜日の午後なのに来館者も少なく、それぞれの展示物の説明文をじっくり読めたのは良かったのですが…。DASH!

 

                                  

 

無名

『無名』公式サイト

 

浜松のシネマイーラでの初鑑賞となった映画『無名』です。『花様年華』『インファナル・アフェア』などの香港の名優トニー・レオンとテレビドラマ「陳情令」でブレイクした中国の若手俳優ワン・イーボーが共演し、第二次世界大戦下の上海で暗躍するスパイたちを描くノワールサスペンス。シネマイーラ(シニア当日1,300円)。

舞台となるのは1940年前後の中国・上海。汪兆銘政権の政治保衛部に所属するフー(トニー・レオン)は、中国共産党の秘密工作員だった男ジャン(ホアン・レイ)の身辺調査を行う。フーは中国国民党に転向するというジャンから共産党幹部の情報を聞き出すことに成功。スパイ同士がしのぎを削る“暗闘”のスタートとなります。パンチ!

 

無名


1941年、政治保衛部の主任となったフーやその上司タン(ダー・ポン)は、上海に駐在する日本軍スパイのトップ・渡部(森博之)に招かれ、日本料理店で戦局について語り合う。その場にはフーの部下として諜報活動に従事するイエ(ワン・イーボー)や同僚ワン(エリック・ワン)も…。誰が味方で、誰が敵かは判然とはしません。
 

1940年代の上海を再現した壮麗な街並み。スタント無しで迫力の対決シーンを演じるトニー・レオンとワン・イーボーのアクションシーンなど、見ごたえはあります。中国映画界の最高の賞とされる第36回中国映画金鶏賞において最多の8部門にノミネートされ、トニー・レオンが最優秀主演男優賞に、チェン・アル監督が最優秀監督賞・編集賞に輝いた作品。日本人の立場だと“ちょっと困った”気分になる中国映画。パー

 

(2023年、監督・脚本・編集/チェン・アル、撮影/ツァイ・タオ)

無名

 


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