仕事を“卒業”したことで名古屋まで毎日使っていたJRの定期券もなくなりました。6月からは名古屋までの往復運賃を支払っての映画鑑賞です。運賃は往復でほぼ2,000円かかりますから、名古屋に出向けば1日に2本は見る、できれば3本というのが映画ファンの私の考え方。効率よく同じ映画館で連続鑑賞するパターンが増えています。


6月になってからの劇場鑑賞の記事のアップに突入しました。1本目の映画『罪深き少年たち』は、『ペパーミント・キャンディー』『殺人者の記憶法』などで知られる韓国のベテラン演技派俳優ソル・ギョングが刑事役を務めたサスペンス映画。2本目の『ナイトスイム』は、憧れのプール付き物件に引っ越した一家を襲う恐怖を描いたホラー作品。劇場はミッドランドスクエアシネマ2(シニア当日1,300円×2)。グッド!

 

罪深き少年たち

『罪深き少年たち』公式サイト


1999年、全羅北道(チョルラプクト)の参礼(サムレ)にあるウリスーパーマーケットで強盗殺人事件が発生する。捜査は難航を極めますが、やがて警察は近所に住む3人の少年を容疑者として逮捕。この事件は終結したかのように見えたのですが…。

 

しかし翌年、左遷を解かれて警察署に戻った「狂犬」の異名を持つ刑事ファン・ジュンチョル(ソル・ギョング)のもとに、ウリスーパー事件の真犯人に関する情報が寄せられる。当時の捜査内容や記録を見直し、不可解な点が多いことに気づいたファンは、やがて事件に隠された秘密と警察・検察の暗部を目の当たりにする。パンチ!
 

罪深き少年たち

 

1999年に韓国で実際に起きた「参礼(サムレ)ナラスーパー事件」をもとに、無実の少年たちの濡れ衣を晴らそうと奔走する1人の刑事の姿を描く社会派サスペンス。『ペパーミント・キャンディー』のソル・ギョングが主演を務め、警察組織の腐敗の中で自らの信じる道を突き進む姿が描かれます。監督は『権力に告ぐ』のチョン・ジヨン。

 

この映画を見ながら、思い出したのは今年4月にシネマスコーレで見た今井正監督の『真昼の暗黒』(1956年)。警察の容赦のない自白の強要により、犯罪者として裁かれることになる若者たち。出来上がった供述調書をベースに、組織的な防衛を図る警察や検察の姿など…。半世紀以上の時間差を超え、日本も韓国も組織防衛を図る警察の権力に大差はない。つい最近国内では、身内の不祥事にも“防衛的”な振る舞い…。パー

 

(2022年、監督/チョン・ジヨン、脚本/チョン・サンヒョプ、撮影/キム・ヒョンソク、編集/キム・サンボム、音楽/シン・ミン)

罪深き少年たち

 

 

 

                                  

 

ナイトスイム

『ナイトスイム』公式サイト

 

以下は映画『ナイトスイム』公式サイトに記載の紹介ストーリーです。

 

憧れのプライベートプールを裏庭に備えた郊外の家を購入した、元メジャーリーガーのレイとその一家。レイは難病発症によってプロ野球選手からの早期引退を余儀なく迫られたが、いまでも現役復帰を夢み、理学療法を兼ねてこの物件を選んだ。だが、長年使われていなかったこのプールに潜む謎が、一家を逃れる事の出来ない恐怖の奥底へ引き摺り込んでいく…。叫び

 

ナイトスイム

 

難病に侵され早期引退を余儀なくされた元メジャーリーガーのレイ・ウォーラー。現役復帰を目指す彼は自身の理学療法も兼ねて郊外のプール付き物件を中古で購入し、妻イブや思春期の娘イジー、幼い息子エリオットとともに引っ越してくる。DASH!

 

新たな生活を満喫する一家だったが、裏庭にあるプライベートプールは、なぜか15年も未使用のままだった。ドラマは、そのプールに得体のしれない怪異が潜んでおり、一家を恐怖の底へと引きずり込んでいくというもの。オープニングですでに“怪異”を見せられている観客としては、“訳あり物件”と一家に伝えたくてなりません…(笑)

『ソウ』シリーズのジェームズ・ワンと『透明人間』のブラムハウスが、『M3GAN/ミーガン』に続きタッグを組んで製作を手掛けた“夏向き”のホラー作品。ブライス・マクガイア監督は2014年に共同制作したショートフィルムをもとに自らのメガホンで長編映画化を実現。プールに潜む“怪異”と同様の執着心を発揮しています。パー

 

(2024年、監督・脚本/ブライス・マクガイア、脚本/ロッド・ブラックハースト、撮影/チャーリー・サロフ、編集/ジェフ・マケボイ、音楽/マーク・コーベン)

ナイトスイム

 


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