5月の後半に名駅のミッドランドスクエアシネマで連続鑑賞した2本の映画です。1本目の映画『ボブ・マーリー ONE LOVE』は、ジャマイカが生んだ伝説のレゲエミュージシャン、ボブ・マーリーの波乱万丈な人生を映画化した音楽伝記ドラマです。
 

2本目の映画『PS1 黄金の河』は、1950年代に発表されインドでベストセラーとなった歴史小説「Ponniyin Selvan(ポンニ河の息子)」を映画化した大河ドラマ2部作の前編です。劇場はミッドランドスクエアシネマ(シニア当日1,300円×2)。グッド!

 

ボブ・マーリー ONE LOVE

『ボブ・マーリー ONE LOVE』公式サイト

 

以下は映画『ボブ・マーリー ONE LOVE』公式サイトに記載の紹介ストーリー(一部)です。

 

1976年、対立する二大政党により国が分断されていたジャマイカ。国民的アーティストとなっていたボブ・マーリーは国内の政治闘争に巻き込まれ、銃撃されてしまう。だがその僅か2日後、ボブは怪我をおして「スマイル・ジャマイカ・コンサート」のステージに立ち、8万人の聴衆の前でライブを披露。音譜

 

その後身の危険を感じロンドンへ逃れたボブは「20世紀最高のアルバム」(タイム誌)と呼ばれる名盤『エクソダス』の制作に勤しむ。さらにヨーロッパ主要都市を周るライブツアーを敢行し、世界的スターの階段を駆け上がっていく。一方母国ジャマイカの政治情勢はさらに不安定化し、内戦の危機がすぐそこに迫っていた。――

 

ボブ・マーリー ONE LOVE ボブ・マーリー ONE LOVE

 

身の安全のためにロンドンへ逃れ、名盤「エクソダス」の発表やヨーロッパツアーを経て、世界的スターの階段を駆け上がっていくマーリー。しかし、その一方で母国ジャマイカの政情はさらに不安定となり、深く傷ついたジャマイカを癒し内戦を止められるのは政治家ではなく、アーティストであり国民的英雄であるこの男だけ…。グー

 

ボブ・マーリーの生涯を描いたというより、その活動の限られた期間を描くことで、彼の思考や信条を浮き彫りにしている伝記映画という印象です。レゲエのサウンドやマーリーの音楽に疎いのですが、ライブシーンの映像には雰囲気がありました。

 

ボブ・マーリーを演じているのは『あの夜、マイアミで』のキングズリー・ベン=アディル、『キャプテン・マーベル』のラシャーナ・リンチが妻リタを演じています。作品のプロデューサーとしてマーリーの妻リタ、息子ジギー、娘セデラが名を連ねていますから、故人となったマーリーに都合の悪い映画にはなりようがない…。パー

 

(2024年、監督・脚本/レイナルド・マーカス・グリーン、撮影/ロバート・エルスウィット、美術/クリス・ロウ、音楽/クリス・バワーズ)

ボブ・マーリー ONE LOVE

 

 

 

                                  

 

PS1 黄金の河

『PS1 黄金の河』公式サイト

 

以下は映画『PS1 黄金の河』公式サイトに記載の紹介ストーリー(一部)です。

 

10世紀、南インドで繁栄を極めるチョーラ王朝。しかし、首都タンジャイでは、スンダラ王(プラカシュ・ラージ)が長く病に伏し、パルヴェート侯(R・サラトクマール)を中心とした臣下たちは、王子ではなく従弟を次期国王として擁立する陰謀を進めていた。爆弾

 

長男のアーディタ(ヴィクラム)と次男アルンモリ(ジェヤム・ラヴィ)の2人の王子が領土拡張のためそれぞれ北方と南方で戦いを繰り広げる中、聡明な王女クンダヴァイ(トリシャー・クリシュナン)は父と共に都に残り実権を握っていた。遠く離れた3人だが、不穏な動きを察知し、共にこれに対抗すべく密使を送り出す。――

 

PS1 黄金の河 PS1 黄金の河

 

不穏な動きを察知した3人はこれに対抗するべく密使を送ることを決め、密使として選ばれたのが若く陽気な騎士デーヴァン(カールティ)。彼の壮大な冒険の旅がドラマの軸になるかというと実はそうでもなく、意外にコミカルな場面も盛り込まれる。DASH!

 

物語の中で、もっとも重要な人物と思われるのは、パルヴェート侯の美貌の妻ナンディニ(アイシュワリヤー・ラーイ)。夫を陰で操りながら、チョーラ王朝に揺さぶりをかけようと画策するのですが、その裏にはアーディタとの過去の悲恋と確執が深く影響を及ぼしている。この“悪女”役の女優の美貌、さすがインド映画という印象。
 

チョーラ王朝の宮廷に渦巻く愛憎と陰謀、国の存亡をかけた戦いの行方を、インド映画ならではの絢爛豪華な舞踊や壮大なスケールの戦闘を盛り込みながら描く本編。物語の展開はかなりじれったいので、やはり後編の『PS2』を見るしかないか。パー
 

(2022年、監督・脚本・製作/マニラトナム、原作/カルキ・クリシュナムルティ、撮影/ラヴィ・ヴァルマン、音楽/A・R・ラフマーン)

PS1 黄金の河

 


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