本日も3月に劇場鑑賞の作品が続きます。1本目の映画『オッペンハイマー』は、第96回アカデミー賞で最多となる13部門にノミネートされ、作品賞、監督賞、主演男優賞(キリアン・マーフィー)、助演男優賞(ロバート・ダウニー・Jr.)、編集賞、撮影賞、作曲賞の7部門で受賞を果たした話題作。監督を務めたのは『ダークナイト』や『TENET テネット』などの大作を送り出してきたクリストファー・ノーラン。

 

2本目の映画『コール・ジェーン 女性たちの秘密の電話』は女性の選択の権利としての人工妊娠中絶を題材に、1960年代後半から70年代初頭のアメリカにおいて推定1万2000人の中絶を手助けしたとされる団体「ジェーン」の実話をもとに描いたドラマ。ミッドランドスクエアシネマ(シニア当日1,300円、8ポイント獲得の無料鑑賞)。グッド!
 

オッペンハイマー

『オッペンハイマー』公式サイト

 

以下は映画『オッペンハイマー』公式サイトに記載の紹介ストーリーです。

 

第二次世界大戦下、アメリカで立ち上げられた極秘プロジェクト「マンハッタン計画」。これに参加した J・ロバート・オッペンハイマー(キリアン・マーフィー)は優秀な科学者たちを率いて世界で初となる原子爆弾の開発に成功する。爆弾


しかし原爆が実戦で投下されると、その惨状を聞いたオッペンハイマーは深く苦悩するようになる。冷戦、赤狩り―激動の時代の波に、オッペンハイマーはのまれてゆくのだった―。世界の運命を握ったオッペンハイマーの栄光と没落、その生涯とは。今を生きる私たちに、物語は問いかける

 

オッペンハイマー オッペンハイマー


第2次世界大戦中、才能にあふれた物理学者のロバート・オッペンハイマーは核開発を急ぐ米政府のマンハッタン計画において、原爆開発のプロジェクト委員長に任命される。しかし、実験で原爆の威力を目の当たりにし、さらにはそれが実戦で投下されたことで、恐るべき大量破壊兵器を生み出したことに衝撃を受けたオッペンハイマーは戦後、さらなる威力をもった水素爆弾の開発に反対するようになるのですが…。あせる

オッペンハイマー役はノーラン作品常連の俳優キリアン・マーフィー。妻キティをエミリー・ブラント、原子力委員会議長のルイス・ストロースをロバート・ダウニー・Jr.が演じたほか、マット・デイモン、フローレンス・ピュー、ジョシュ・ハートネット、ラミ・マレック、ケネス・ブラナーら豪華キャストが共演しています。

 

時制の行き交う作品は、いかにもクリストファー・ノーラン監督らしいドラマの作りに思えます。そのため本編についても、理解しづらいというようなコメントを見受けることはありましたが、個人的にはその映像世界を大きく楽しめました。映像やサウンドの特性を考えると、IMAXやドルビーシネマでの鑑賞でも良かったかな。パー

 

(2023年、監督・脚本・製作/クリストファー・ノーラン、撮影/ホイテ・バン・ホイテマ、衣装/エレン・マイロニック、音楽/ルドウィグ・ゴランソン)

オッペンハイマー

 

 

 

                                  

 

コール・ジェーン 女性たちの秘密の電話

『コール・ジェーン 女性たちの秘密の電話』公式サイト

 

以下は映画『コール・ジェーン 女性たちの秘密の電話』公式サイトに記載の紹介ストーリーです。

 

1968年、アメリカのシカゴ。裕福な家の主婦として生きるジョイ(エリザベス・バンクス)は何不自由ない暮らしを送っていたが、2人目の子供の妊娠によって心臓の病気が悪化してしまう。唯一の治療は、妊娠をやめることだと担当医に言われ中絶を申し出るが、中絶が法律的に許されていない時代、地元の病院の責任者である男性全員から「中絶は反対だ」と、あっさり拒否されてしまう。


そんな中、街で偶然「妊娠?助けが必要?  ジェーンに電話を」という張り紙を見つけ、違法だが安全な中絶手術を提供するアンダーグラウンドな団体「ジェーン」にたどり着く。その後、ジョイは「ジェーン」の一員となり、自分と同じ立場で中絶が必要な女性たちを救うために立ち上がる ビックリマーク

 

コール・ジェーン 女性たちの秘密の電話 コール・ジェーン 女性たちの秘密の電話

 

裕福な主婦ジョイは何不自由ない暮らしを送っていたが、2人目の子どもの妊娠時に心臓の病気が悪化してしまう。唯一の治療法は妊娠をやめることだと担当医に言われたものの、当時の法律で中絶は許されておらず、地元病院の責任者である男性全員から手術を拒否されてしまう。そんな中、ジョイは街で目にした張り紙から、違法だが安全な中絶手術を提供するアンダーグラウンドな団体「ジェーン」にたどり着く。

 

自身の中絶手術後は自ら「ジェーン」の一員となって行動をするようになるジョイ。作品の舞台は1970年前後のアメリカ・シカゴで、やむにやまれない主婦の行動が、やがて社会の変革につながる様子を映し出します。アメリカの社会にとっては、人工妊娠中絶の問題は、いまだに大統領選の対立項目になるセンシティブな問題です。パー

 

(2022年、監督/フィリス・ナジー、プロデューサー/ロビー・ブレナー、脚本/ヘイリー・ショア、ロシャン・セティ、撮影/グレタ・ゾズラ)

コール・ジェーン 女性たちの秘密の電話

 


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