3月が終わり、4月の新年度を迎えています。いつも通りに毎月の映画鑑賞のまとめです。何かと気忙しい日々が続いていますが、3月後半には以下の14本の映画を鑑賞しており月間では20本の作品鑑賞となりました。本日のブログ記事は、2月の「午前十時の映画祭」でスクリーン鑑賞したジェリー・シャッツバーグ監督の映画『スケアクロウ』です。劇場はミッドランドスクエアシネマ(シニア当日1,200円)。
@シネマスコーレ
『青春ジャック 止められるか、俺たちを2』(2023年、監督/井上淳一)
『水平線』(2023年、監督/小林且弥)
@ミッドランドスクエアシネマ
『デューン 砂の惑星 PART2』(2024年、監督/ドゥニ・ヴィルヌーヴ)
『夕陽のガンマン』(1965年、監督/セルジオ・レオーネ)
『続・夕陽のガンマン/地獄の決斗』(1966年、監督/セルジオ・レオーネ)
『オッペンハイマー』(2023年、監督/クリストファー・ノーラン)
@伏見ミリオン座
『12日の殺人』(2022年、監督/ドミニク・モル)
『漫才協会 THE MOVIE 舞台の上の懲りない面々』(2024年、監督/塙亘之)
『ビニールハウス』(2022年、監督/イ・ソルヒ)
『ペナルティループ』(2023年、監督/荒木伸二)
@ナゴヤキネマ・ノイ
『その鼓動に耳をあてよ』(2023年、監督/足立拓朗)
@ミッドランドスクエアシネマ2
『コール・ジェーン 女性たちに秘密の電話』(2022年、監督/フィリス・ナジー)
@ロイヤル劇場 <岐阜>
『暖流』(1957年、監督/増村保造)
@シネックス <岐阜>
『COUNT ME IN 魂のリズム』(2021年、監督/マーク・ロー)
映画『スケアクロウ』は、アル・パチーノとジーン・ハックマンが共演し、ヒッチハイクでアメリカを旅する2人の男の友情を描いたアメリカン・ニューシネマの代表作。1973年のカンヌ国際映画祭のグランプリを受賞し、カメラマン出身のジェリー・シャッツバーグ監督が脚光を浴びた作品です。私にとってはスクリーン初見の作品かな。
『スケアクロウ』(1973年、監督/ジェリー・シャッツバーグ、脚本/ギャリー・マイケル・ホワイト、撮影/ビルモス・ジグモンド、音楽/フレッド・マイロー)
以下は「午前十時の映画祭13」の公式サイトに記載されている映画『スケアクロウ』の紹介ストーリーです。
寒風すさぶカリフォルニアの路上で二人の男は出会った。6年の刑期を終え、刑務所から出所したばかりのマックス(ジーン・ハックマン)と、5年の船員生活から足を洗ったライオン(アル・パチーノ)は、見た目も性格も正反対だがなぜか意気投合、一緒に旅をすることに。二人は、マックスが洗車屋を開業するというピッツバーグに向かうが、その途中、ライオンが長らく会っていなかった妻アニーと子供が住むデトロイトに寄り道することに。
南カリフォルニアの人里離れた路上で出会った短気な男マックスと陽気な青年ライオン。6年の刑期を終えて出所したばかりのマックスは、洗車店を始めるべくピッツバーグへ。5年間の船乗り生活を終えたライオンは一度も会ったことのない我が子に会うためデトロイトを目指していた。意気投合した2人は一緒に行動していくが…。
ヒッチハイクや無賃乗車などもしながらアメリカ国内をゆっくりと移動していく2人。女性の絡んだ喧嘩騒動で、刑務農場で1ヵ月の勤労を強いられる“寄り道”も経験し、その際には2人の関係も冷えたものになる。やがて、牢名主の男から激しい暴力を受けたライオンの仇をマックスがとり、出所をすれば再び2人の“旅”が始まるのです。
終盤はライオンの目的地だったデトロイト。1970年代のアメリカン・ニューシネマらしくハッピーなエンディングとはなりません…。それでも、友の窮地を救うためピッツバーグへ向かおうとするマックスが、へそくりの10ドル紙幣を取り出すシーンは思わず笑みが零れてしまうような描写。忘れていましたが、洒落たラストです。