ようやく2月に劇場鑑賞の作品にたどり着きました。できれば2本立ての記事で、サクサクと先に進みたいのですが…。1本目の映画『熱のあとに』は、橋本愛が主演を務め、愛する男を殺そうとした過去を持つ女の一途で狂気的な激情を描いた作品です。劇場は伏見ミリオン座(シニア会員1,200円)←2月より料金値上げとなりました。
 

2本目の映画『みなに幸あれ』は、一般公募フィルムコンペティション「第1回日本ホラー映画大賞」で大賞を受賞した下津優太監督の同名短編をもとに、下津監督本人が初メガホンを取り長編映画として完成させた作品。総合プロデュースを清水崇が手掛けています。シネマスコーレ(シニア会員1,100円)←こちらも2月より値上げ。DASH!

 

熱のあとに

『熱のあとに』公式サイト

 

以下は映画『熱のあとに』公式サイトに記載の紹介ストーリーです。

 

愛したホスト・隼人を刺し殺そうとした過去を持つ女・沙苗(橋本愛)。事件から6年の時が経ち、出所した沙苗は林業に従事する健太(仲野太賀)とお見合いで出会い、結婚する。健太は沙苗の過去を知り、受け入れた上で結婚に踏み切ったのだった。

平穏な結婚生活が始まったと思っていた矢先、2人の前に謎めいた隣人の女・足立(木竜麻生)が現れる。気さくに接してくる足立が抱える秘密とは。そして、全てを捧げた隼人の影に翻弄される沙苗がたどり着いた、“愛し方”の結末とは――。
爆弾

 

熱のあとに

 

自分の愛を貫くため、ホストの男を刺し殺そうとして逮捕された沙苗。事件から6年後、彼女は自分の過去を受け入れてくれる健太と結婚し平穏な日常を過ごしていた。しかし、謎めいた足立が二人の前に現れたことから、運命の歯車が狂い始める…。あせる

2019年に起きた新宿ホスト殺人未遂事件から着想を得て作り上げられたドラマだという。主人公の沙苗を橋本愛、その夫・健太役を仲野太賀が演じるということで、それなりに期待して見ましたが、正直かなりガッカリ度の高い新作鑑賞となりました。

 

二人の隣人となる足立役を木竜麻生が演じています。この女性の“謎”の部分が明らかになっても、私はなおさら彼女の行動の意味を理解しかねる始末…。「愛」について語り、「愛」を求めて彷徨う世界は描かれますが、愛し合う姿は描かれません。パー

 

(2023年、監督/山本英、脚本/イ・ナウォン、撮影/渡邉寿岳、照明/及川凱世、録音/織笠想真、美術/松永桂子、編集/大川景子、音楽/岡田拓郎)

熱のあとに

 

 

 

                                  

 

みなに幸あれ

『みなに幸あれ』公式サイト

 

以下は映画『みなに幸あれ』の宣伝チラシに記載の紹介ストーリーです。

 

看護学生の孫(古川琴音)は、ひょんなことから田舎に住む祖父母に会いに行く。久しぶりの再会、家族水入らずで幸せな時間を過ごす。しかし、どこか違和感を覚える孫。祖父母の家には「何か」がいる。そしてある時から、人間の存在自体を揺るがすような根源的な恐怖が迫って来る…。叫び

 

みなに幸あれ

 

「誰かの不幸の上に、誰かの幸せは成り立っている」というテーマを下敷きにして、とある田舎の村を訪れた若い女性がこの世界の特異な成り立ちに疑問を抱き、得体の知れない恐怖に対峙する姿を描いたホラー映画。祖父母のもとへ帰郷した孫娘を演じているのは、『偶然と想像』『リボルバー・リリー』などに出演する古川琴音。

祖父母の家には「何か」がいるという記憶のリフレイン。そして、祖父母や近隣住民の言動にどこか違和感を覚えることになる。やがて遅れてやってきた両親は、祖父母の生きる世界を違和感なく受け入れるのですが…。悪霊とか祟りとか、すでに人間の実態をなしていない「何か」ではない、本当に気味の悪いホラー作品です。パー

 

(2023年、監督・原案・編集/下津優太、脚本/角田ルミ、総合プロデュース/清水崇、撮影/岩渕隆斗、照明/中嶋裕人、録音/紙谷英司、音楽/香田悠真)

みなに幸あれ

 


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