3月の最初の週末は母親の三回忌の法要などがあり、バタバタしておりました。2月の劇場鑑賞のまとめですが、2月の後半に見た作品は以下の10本で、月間では18本のスクリーン鑑賞でした。本日のブログ記事は1月の後半に35ミリのフィルム上映で見たクリント・イーストウッドの人気主演作『ダーティハリー』。シリーズ第1作の監督はドン・シーゲルです。ミッドランドスクエアシネマ(一般当日1,100円)。
@ロイヤル劇場 <岐阜>
『パーマネント・ブルー 真夏の恋』(1976年、監督/山根成之)
@ミッドランドスクエアシネマ2
『ジェントルマン』(2022年、監督/キム・ギョンウォン)
『コヴェナント 約束の救出』(2022年、監督/ガイ・リッチー)
@伏見ミリオン座
『瞳をとじて』(2023年、監督/ビクトル・エリセ)
『エル・スール』(1983年、監督/ビクトル・エリセ)
『ボーはおそれている』(2023年、監督/アリ・アスター)
『ネクスト・ゴール・ウィンズ』(2023年、監督/タイカ・ワイティティ)
『梟 フクロウ』(2022年、監督/アン・テジン)
@ミッドランドスクエアシネマ
『ナイト・オン・ザ・プラネット』(1991年、監督/ジム・ジャームッシュ)
『スケアクロウ』(1973年、監督/ジェリー・シャッツバーグ)
ミッドランドスクエアシネマが、そのフィルム上映設備を残して継続しているオリジナル企画 "月イチ35mmフィルム上映"。昨年12月より、映画配給会社ワーナー・ブラザースの珠玉の作品を一挙上映するプロジェクト『ワーナー・ブラザース35ミリ・フィルム・セッションズ』を開催中です。残る3ヵ月間は以下のラインナップですが、1週間限定の上映なのでS・マックイーン主演の『ブリット』は見逃さないように。
3月29日(金)~ 『ラスト サムライ』 (2003年)
4月5日(金)~ 『ブリット 』(1968年)
5月24日(金)~ 『かいじゅうたちのいるところ 』(2009年)
あるビル屋上のプールで、女性が狙撃された。そして、サンフランシスコ市警に犯行声明が届く。「スコルピオ」と名乗るその犯人は、要求に応じない場合はさらに同じ手口で牧師か黒人を殺すと予告声明をする。市警で汚い仕事ばかりを引き受けている刑事ハリー・キャラハン(クリント・イーストウッド)は、上司のブレスナー(ハリー・ガーディノ)など周囲の意向を無視して、犯人の追跡を懸命に行っていく。
ハリーは必死の捜査の果てに「スコルピオ」と名乗る犯人を追い詰め、ついに逮捕に至ります。しかし、ハリーの暴力行為が原因で、犯人「スコルピオ」は釈放されることになり、その後、スクールバスがジャックされるという事件が起こることに…。
44マグナムをぶっ放す凄腕刑事「ダーティハリー」シリーズの第1弾。マカロニ・ウエスタンで一世を風靡したクリント・イーストウッドが一匹狼の刑事を見事に演じ、その後の刑事アクション映画ブームのさきがけとなった一編ともいわれます。そのシリーズ作品は以下の5作で、シリーズ4作目はイーストウッドの監督・主演作です。
『ダーティハリー』(監督/ドン・シーゲル、1971年/日本公開1972年)
『ダーティハリー2』(監督/テッド・ポスト、1972年/日本公開1974年)
『ダーティハリー3』(監督/ジェイムズ・ファーゴ、1976年/日本公開1976年)
『ダーティハリー4』(監督/クリント・イーストウッド、1983年/日本公開1984年)
『ダーティハリー5』(監督/バディ・ヴァン・ホーン、1988年/日本公開1988年)
このシリーズでは、1980年代になるとイーストウッドの頭髪にはやや“陰り”が見えますが、今回の第1作を見ると実に若々しい。そして、あらためてイーストウッドはかっこいいな~と見惚れた次第です。しかも本編から40~50年を経た、ここ10年ほどで十分に“ジジイ”の姿を見せられていますから、その“ハリー効果”は絶大です(笑)。
(1971年、監督/ドン・シーゲル、脚本/ディーン・リーズナー、ジョン・ミリアス、リタ・M・フィンク、ハリー・ジュリアン・フィンク、音楽/ラロ・シフリン)