11月に鑑賞の2本の韓国映画です。1本目の映画『極限境界線 救出までの18日間』は、ファン・ジョンミンとヒョンビンが初共演したサスペンスドラマ。タリバンの人質となった韓国人を救出するためアフガニスタンへ飛んだ外交官と、現地の工作員が繰り広げる決死の交渉作戦の行方を、実際に起きた事件をもとに描いています。

2本目の映画『デシベル』は、大都会の釜山に仕掛けられた、音に反応する特殊な爆弾を用いたテロとの手に汗握る攻防を描いたパニックアクション。どちらも劇場はミッドランドスクエアシネマ2(シニア当日1,300円、8ポイント獲得の無料鑑賞)。グッド!
 

極限境界線 救出までの18日間

『極限境界線 救出までの18日間』公式サイト

 

以下は映画『極限境界線 救出までの18日間』の宣伝チラシに記載の紹介ストーリーです。

 

アフガニスタンの砂漠で、タリバンによる韓国人23名拉致事件発生! 彼らの要求は韓国軍の撤退と、刑務所に収監されたタリバン戦士23名の釈放、期限は24時間。韓国政府は直ちに外交官のチョン・ジェホ(ファン・ジョンミン)を派遣、ジェホはアフガン外務省に釈放を要請するが拒絶される。グー

 

情報院も動き出し、工作員パク・デシク(ヒョンビン)がアフガンのフィクサーに交渉するが、あと一歩で決裂。ジェホとデシクは不本意ながら手を組むことに。迫るタイムリミット、身代金狙いの詐欺師、国民より国家ファーストの政府――

 

極限境界線 救出までの18日間 極限境界線 救出までの18日間

 

舞台は2007年のアフガニスタン。砂漠で韓国人23名がタリバンに拉致される事件が起き、タリバンは24時間以内に韓国軍の撤退と収監中の仲間23名の釈放を要求する。韓国政府が交渉役として現地に派遣した外交官ジェホと、現地の工作員デシクは立場と手法は異なれど、人質を救うために協力するようになる。いわば“相棒”映画です。音譜

 

最初にタリバンから宣告された“24時間”の人質殺害までの予告時間ですが、ジェホの懸命な行動と訴えにより、時間延長がなされていく。結果としては、邦題にある通り救出まで“18日間”を要すことに。その中で興味深かったのは、人質解放の仲介を買って出る人物がいて、それが身代金狙いの巧妙な詐欺行為を行っているエピソード。

奪われた身代金を取り戻そうと、懸命にバイクで追跡するヒョンビンを捉えるアクションシーンは、この映画の見どころの一つでしょう。韓国を代表する俳優のファン・ジョンミンとヒョンビン、それぞれが魅力を発揮するドラマに仕上がっています。パー

 

(2023年、監督/イム・スルレ、脚本/アン・ヨンス、撮影/イ・スンフン、編集/キム・サンミン、音楽/チョン・ヒョンス)

極限境界線 救出までの18日間

 

 

 

                                  

 

デシベル

『デシベル』公式サイト

 

以下は映画『デシベル』の宣伝チラシに記載の紹介ストーリーです。

 

大都市・釜山。ある一軒家で起こった爆破事件のニュースを目にした元海軍副長カン・ドヨン(キム・レウォン)にかかってきた一本の電話。「次のターゲットは、サッカースタジアムだ。通報したり観客を避難させたら爆発する」。それはテロリストからの脅迫だった。パンチ!

 

仕掛けられたのは普通の爆弾とは違い、騒音が一定のデシベルを超えると制限時間が半減して爆発する特殊爆弾だ。ドヨンは事態を把握する間もなく、5万人の観客で埋め尽くされた釜山アシアード競技場に向かうが…。

 

デシベル デシベル

 

最初のターゲットはサッカースタジアム。通報したり観客を避難させたりしたら、爆弾はすぐさま爆発すると脅してくる犯人は、その後も元海軍副長カン・ドヨンを爆発予告により振り回します。その周囲に察知されることなく、スマホ1台で指示を与え、ドヨンを翻弄する犯人。やがて強い憎しみの理由が明らかになっていくドラマです。

 

仕掛けられた爆弾は、周囲の騒音が一定のデシベルを超えると制限時間が半減して爆発するという特殊なもの。ドヨンは事態を把握する間もなく、次々と仕掛けられた爆弾への対応を迫られることになる。彼の妻や娘も、その爆弾のターゲットとなる…。

 

冒頭でドヨンが運航する潜水艦の描写がありますから、この爆弾事件の理由がそこにあるのは一目瞭然。犯人もそこにいるのは当然として、ドヨンがスマホでやり取りする相手の声から犯人にたどり着かないのは不思議。声の特徴って大きいはずです。パー

 

(2022年、監督/ファン・イノ、撮影/パク・ジョンチョル、美術/キム・ギョンホ、衣装/ホン・スヒ、編集/キム・チャンジュ、音楽/モク・ヨンジン)

デシベル

 


にほんブログ